東武鉄道は8月10日から運行開始するSL「大樹」の運転ダイヤや停車駅、運転日などの営業概要を発表した。2017年度は土休日を中心に98日間、1日あたり計6本運行する予定だ。
SL「大樹」はJR北海道から借り受けた蒸気機関車C11形207号機を使用するSL列車で、鬼怒川線下今市~鬼怒川温泉間12.4kmを片道35分前後で走行する。東武鉄道にとって約50年ぶりのSL復活運転となる。
下今市駅発鬼怒川温泉行(下り)と、鬼怒川温泉駅発下今市行(上り)をそれぞれ1日3本ずつ、計6本(3往復)運転。下り列車の下今市駅発車時刻は9時2分・13時0分・16時32分で、新型特急「リバティ」など浅草・JR新宿方面からの乗換えが便利な時間に設定された。さまざまな時間帯にSL列車を運転することで、周辺のテーマパークや日光東照宮を含む日光・鬼怒川地区の周遊を楽しんでもらうことを意図したという。
上り列車の下今市駅到着時刻は11時41分・15時9分・18時43分で、いずれも東武日光方面の列車や浅草方面への特急列車に乗り換えられるようになっている。いずれの列車も、途中停車駅は7月22日に開業する新駅・東武ワールドスクウェア駅のみとなる。SL座席指定料金は大人750円、小児380円。