花粉症によるアレルギー症状は時と場所を選んでくれない。気心の知れた友人との会話中ならまだしも、上司へのプレゼンテーション中や気になる人とのデート中にでも症状が出ようものなら……。考えただけでも恐ろしいが、花粉症を患っている人ならば、一度はこういったシチュエーションに遭遇した経験があるのではないだろうか。
そこで今回は、花粉症に悩むマイナビニュース会員311名に「花粉症による最も悲惨な体験」にまつわるアンケートを実施してみたので、気になった回答を紹介しよう。
Q. 花粉症による悲惨な体験をしたことがありますか
はい: 75.6%
いいえ: 24.4%
Q. 「はい」と答えた方にお聞きします。花粉症による最も悲惨な体験の種類とその具体的な内容を教えてください
1位: 日常生活に関する体験(30.5%)
2位: 学業・仕事に関する体験(27.7%)
3位: 旅行・外出に関する体験(11.9%)
4位: 恋愛に関する体験(3.5%)
■日常生活に関する体験
・「コンタクトをしていて目がかゆくてかいたらコンタクトを落とした。バス停とスーパーで。そして見つからなかった」(47歳女性/ビル管理・メンテナンス/専門サービス関連)
・「セミナーでくしゃみ連発」(30歳女性/紙・パルプ/事務・企画・経営関連)
・「大事な書類に鼻水」(59歳男性/その他/営業関連)
・「車の窓が開けられず、一年中エアコン稼働で燃費が悪くなる」(40歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関)
・「人との会話時に頻繁に鼻水が垂れてきて、その都度、相手から『鼻水が出ている』と指摘されてとても恥ずかしい思いをしています。また、目のかゆみによる目やにのせいで『汚い』とよく指摘されます」(49歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「鼻水が料理中に垂れて入ってしまった」(46歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
■学業・仕事に関する体験
・「出張の出先で『マスク姿はあかんだろう』と外したら鼻水が止まらず、くしゃみは飛び出し、目は真っ赤に。新幹線に乗って出向いたのに、収穫どころか相手が気を遣い、約束の時間の半分も使わずゲームオーバー。春に無理な外出・出張は禁物」(51歳男性/専門店/営業関連)
・「集中力が散漫となりプレゼン用資料のデータを誤って削除してしまい、徹夜で作成しなおした」(53歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/IT関連技術職)
・「体育の補習で外の授業時、マスクしながら砂ぼこりの中、サッカーのリフティングをしたため、目がやばくて鼻水も止まらず涙も止まらず、顔面洪水状態で先生に心配された」(22歳女性/その他/その他)
・「目がかゆく、ずっとこすっていたら目の周りが腫れだした。かつ、涙もずっと流れてた。接客業で忙しく休めなかったので、そのまま仕事していたが対応したお客さまは怖かったと思う。上司にも売り上げが落ちた原因の1つだと言われてショックだった」(47歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連)
・「大事な就職の筆記試験と面接で力を発揮できずに最悪な印象を与えしまう。もちろん不採用でした」(40歳男性/その他/その他)
■旅行・外出に関する体験
・「ゴールデンウイークになると、花粉症も終わりの時期なので、油断して東北に旅行に行ったらその頃が東北での花粉のピークで症状が激化し、鼻水をたらしながら観光した。鼻をかみすぎて鼻が真っ赤で写真写りが最悪だった」(34歳女性/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)
・「友人たちと旅行に出掛けたが、鼻がつまっているためか料理の味がよくわからないし、ずっとマスクをつけていたので写真もあまり撮れませんでした」(50歳女性/サービス/その他)
・「秋にカナダに行ったら、航空機を出た途端花粉症が発症。時期外れなので、油断していました」(56歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「花見で薬を忘れてしまいくしゃみが止まらず、酸欠になって倒れかけた」(35歳/インターネット関連/クリエイティブ関連)
■恋愛に関する体験
・「キスをしようとしたときに鼻水が出てきた」(34歳男性/コンピューター機器/メカトロ関連技術職)
・「好きな人と向かい合ってお茶してる時にテーブルに鼻水たら~り」(46歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「大好きな片思いの彼の前で思いっきりくしゃみをしたときに、一緒に鼻水が出てしまった」(28歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
■総評
「日常生活に関する体験」が3割を超えて1位となった。「鼻水やくしゃみ、目のかゆみがとにかく止まらない」「鼻のかみすぎで皮がむけたり、化粧が落ちたりする」「電車内で鼻水が垂れてしまい恥ずかしかった」といった意見が多くみられた。
2位は「学業・仕事に関する体験」(27.7%)。テストや就職活動での試験中に鼻水が出て集中できなかったという意見や、会議中にくしゃみを連発して気まずかったというコメントが目立った。中には「会議中にくしゃみが止まらず、上司から『うるせえから出でいけ』と怒られた」(47歳男性/商品取引/その他)というつらすぎる経験をした人も。3位の「旅行・外出に関する体験」には1割余りの人が回答を寄せてくれた。
回答者全体をみると、「特にない」と回答した人は76人(24.4%)だった。すなわち、4分の3は花粉症にまつわる苦すぎる経験を持っているという計算になる。花粉によるさらなる悲惨エピソードが増えないよう祈るばかりだ。
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2017年2月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 311名(男性265名 女性46名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート