雑貨デザイナーの宇田川一美です。春に向けて、インテリアも模様替えしたくなりますよね。今回は、そんな春気分のお部屋に、3つのインテリアグッズを作ってみました。「キッチン」「リビング」「クローゼット」に似合うインテリアアイテムです。しかも、全部「子ども用ハンガー」からできちゃうのです。
ハンガーにアレンジを加えて、雑貨屋さんで売っているようなグッズができちゃいます。
さあ、作ってみましょう
子ども用ハンガーは、ワイヤーをビニールコーティングしているものを選びました。100円ショップでは、3~5本でセットになっているものが多いです。
このままで使っても、シンプルでいいのですが、すこし手を加えて、アレンジしてみましょう。
その1/キッチンペーパーホルダーを作ってみましょう
最初に、「キッチン」用のキッチンペーパーホルダーを作ってみます。
まず、ワイヤーの接合部分を外します。次にハンガーの首もと、ねじり止めの部分を一度反対方向にねじります。フックでないほうの針金を「くの字」に折り、反対側に引っかけると開閉が自由になるので、キッチンペーパーを取り付けることができます。
フックの部分をねじって、タオルかけや取っ手のハンドルにかけるようにしてもいいですね。私は、アウトドアなんかにも使えそう……と思っています。
その2/組み合わせるだけの壁かけ5連キーフック
次は、リビング用のアイテムを作りましょう。100円ショップのアイテムを 組み合わせるだけでできるグッズです。ハンガー以外に用意したのは、幅広のS字フック。
ハンガーにS字フックをかけたら、指でおさえてワイヤー部分に固定するように閉じます。
できあがり! ドアのカギや車のキーをかけたり、職場でロッカーキーをまとめておいたり……。写真のように、かわいいキーホルダーをかざってみるのもいいかも。とても200円以下でつくったとは思えませんよね。
その3/すこし手を加えて、ハンガーカバーを手づくり
最後に紹介するのは、「クローゼット」用のアイテム。ドットがプリントされたフェルトをつかって、「ハンガーカバー」をつくってみましょう。
洋服を掛ける時に肩にあたるワイヤーの部分にかぶせ、洋服を痛めないようにするカバーです。
まず、ハンガーのフック部分が出るようにフェルトを切ります。 左右の肩の部分をくるむように折り、重なったフェルトは安全ピンで止めます。下にはみ出た部分は、はさみでカットしてください。
できました! 春の気分のハンガーカバー。服を掛けていないときでも、 クローゼットの中が明るくなりそうですね。フェルトの生地がワイヤーを包み込んでいるのでブラウスなどの肩のラインにやさしいハンガーです。
子ども用ハンガーから、3つのアイテムをつくってみました。もともとの用途にしばられず、新しい使い方を見つけるのも100円ショップの楽しみですよね。
春は、新しいくらしをはじめる季節、モノづくりに最高の季節です。こんなアイデアで楽しんでみてはいかがですか?
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著者プロフィール: 宇田川一美(うだがわかずみ)
雑貨デザイナー。フリーでメーカーとの商品企画や販促やMD 提案など、雑貨に関する多様な事に関わっています。また、手づくりのワークショップも行っています。
著書に『イラストとクラフトで手づくりライフログノート』(技術評論社) 『ちょいワザ文具術』(ポプラ社)など。
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