昨年12月に接触事故を起こして書類送検され、きのう6日に不起訴処分となったお笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介が7日、都内で記者会見を開き、被害者をはじめ、ファンや仕事関係者に謝罪。相方の石田明への思いも語った。
井上は「石田君にもたくさん迷惑をかけてしまったし、申し訳ない気持ちですし、石田君がこのことで解散してくれと言われても仕方がないと思いました」と打ち明け、「でも、石田君が『井上の人生も俺の人生の一部』と言っていただいて、逆にもう、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と涙ながらに語った。
そして、「本当にありがたい気持ちでしたし、同じくらい、もう二度と石田君にはどんなことがあっても迷惑をかけてはいけない、何があっても石田君に感謝の気持ちを忘れてはいけないという気持ちでいっぱい」と思いを告白。「(謹慎中に)番組を見て、石田君が僕の名前を言っていただいたり、『NON STYLEは2人いるんだよ』と。その姿を見て本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話すと、再び涙があふれ出た。
また、復帰時期は未定とした上で、「石田君、そして世間の方々が許していただいたときに、漫才をもう一度しっかりやりたい」とお笑いへの思いも。「謹慎している間もファンの方々がSNSなどでコメントをくださって、『ずっと待ってます』というコメントもいただいて…そういうファンの方々のためにもしっかりとした漫才を石田君と一緒に頑張れたら」と語った。
さらに、「石田君が『井上の人生は僕の人生の一部でもある』と言っていただいて、逆もそうで、『石田君の人生は僕の人生の一部でもある』」と相方への思いを語った井上。「何年後、何十年後になるかわかりませんが、いつか石田君から『相方が井上で良かったな』って言ってもらえるように頑張りたい」と誓った。
井上は昨年12月11日夜、東京・世田谷区内でタクシーと接触し、運転手に軽いけがを負わせたものの、警察への通報や救護措置を行わずに逃走。今年2月に道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検されたが、きのう6日に不起訴処分となった。