俳優の大杉漣が、関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『嘘の戦争』(きょう7日は21:00~22:09)で共演する、主演・草なぎ剛について「常に進化している」と語った。

『嘘の戦争』に出演する大杉漣=関西テレビ提供

このドラマは、草なぎ演じる幼い頃に家族を殺された主人公・浩一が、天才的な詐欺師となって復讐(ふくしゅう)を果たそうとする姿を描くもの。大杉は、浩一が育った児童養護施設の園長・三瓶守役を演じているが、前回の第8話で、事件の証拠を隠し持っていた事実が判明し、きょう7日放送の第9話で、浩一の復讐を受けることになる。

これまで"僕生きシリーズ3部作"や『銭の戦争』などで草なぎと共演してきた大杉は「草なぎさんとの撮影現場は戦いの現場なんです。俳優として戦うことはもちろんだけれど、作品と向き合う姿勢など、非常に質の高い感じがしています」と紹介。

具体的には「年齢は僕の方が上だけれど、草なぎさんに教えられている部分が大きいなと思います。俳優という職業は肉を付けがちなのですが、逆に削ぎ落としていく作業とでも言いましょうか。常に進化しているのが草なぎ剛さんなんです」と言い、「だから彼との芝居は好きなんです」と、ほれ込んでいるようだ。

また、「8話の後半や(今夜の)9話もそうですが、何度もテストを重ねずに、互いの持っている気持ちをライブ感と共に撮影するシーンがいくつかありました。終わった後は非常に疲れるのですが、それさえも心地よかった」と充実。草なぎは現場でギターを持ち込んでいるため、撮影の待ち時間では「STAND BY ME」などをセッションしたそうで、「今度一緒にギターショップに行こうねと約束しました」と、仲睦まじい様子を明かした。

第9話は、浩一が守への復讐のため、今は疎遠で結婚を控えている守の一人娘・由美子(国仲涼子)に接触し、罠を仕掛けるという展開。大杉は「守としても、引け目を感じつつも、まさか自分が復讐されるとは思ってもみなかったかもしれない」と心情を察しながら、「第9話は作品全体が持っている大きなうねりのように、最終回への橋渡しをする重要な回とあって、非常に深い内容となっています。楽しみにしていただけれれば」と呼びかけている。