ADDIXが運営する、マーケティング情報メディア「BWRITE(ブライト)」はこのほど、「ECについての意識調査 化粧品編」の結果を発表した。同調査は2016年12月22日~26日、20~40代の女性300名を対象にインターネットで実施したもの。
サイトやアプリ内で、どのように購入する化粧品を探しているのか尋ねたところ、20代は「クチコミランキング」「アイテム名」「ブランドや商品名」が30.0%で同率1位だった。他の年代よりも、ユーザーのクチコミを重視する傾向が見られた。他の年代に比べて、「特集コーナーを見て」という回答も少なかった。
30代の1位は「アイテム名」(31.1%)、次いで「商品カテゴリ」(29.5%)、「売れ筋ランキング」(26.2%)という順になった。まず「アイテム」や「商品カテゴリ」で商品を絞り込み、「売れ筋ランキング」をチェックして商品を選ぶ、という流れで購入している人が多いことがわかった。
40代では「自身の購入履歴」(28.8%)という回答が最も多く、同じ商品をリピート購入する女性が多いことがわかった。「価格帯で検索して」という回答は少なく、他の年代よりも価格以外の要素を重視する傾向があることも明らかになった。
「化粧品」のEC購入において、サイトやアプリ内でどのようなコンテンツを参考にするか尋ねたところ、全体では、どの年代でも「クチコミランキング」「商品レビューのコメント」「商品レビューの満足度表示」が上位に並んだ。年代を問わず、ユーザーのコメントを重視するという声が多数を占めている。
20代は、ほぼ全てのコンテンツについて、他の年代よりも「参考にする」と答えた度合いが低かった。特に「特集コーナー」「おすすめ商品・レコメンド」は、20代のみ参考にしないという回答が上回っている。最も参考にする度合いが高かったのは「クチコミランキング」「商品レビューのコメント」「使用イメージがわかる写真」だった。
30代は、ほぼ全ての項目で他の年代よりも参考にしている度合いが高かった。また、商品の探し方で「自身の購入履歴から」と答えた割合がもっとも低くなっている。積極的に情報を比較検討し、よりよいものを探し求める傾向が強い年代であることがわかった。
40代は、他の年代よりも「専門家や有名人のおすすめ」を若干参考にする度合いが高かった。40代は肌の悩みが増えてくる年代であるため、「効果・効能」を重視する傾向が強いのではないかと同社は分析している。