アクトインディーは3月2日、「子どものお小遣い事情に関するアンケート調査」の結果を発表。お小遣いをあげる親の悩みで最も多かったのは「お小遣いの適正な金額がわからない」だった。
同調査は、同社が運営する子どもとのおでかけ情報サイト「いこーよ」上で、2017年1月4日~2月6日の期間行われたもの。子どもを持つ男女417名から回答を得た。
このうち、子どもにお小遣いをあげているかどうか聞いたところ、0~2歳の子どもには12%、3~5歳の子どもには22%の親がお小遣いをあげていることが分かった。12歳以上の子どもについては、72%がお小遣いをもらっていたが、逆に約3割はお小遣いをもらっていないという実態も明らかになった。
お小遣いの金額(月額)についても調査した結果、5歳までは「100円未満」、小学校に入る6~8歳、9~11歳では「100円以上~500円未満」が最も多かった。中学生以上になると、約8割の人が1,000円以上のお小遣いをもらっていた。
さらに「子どものお金の事情で悩んでいることはありますか」という質問には、37%が「お小遣いの適正な金額がわからない」と回答。次いで「正しいお金の使い方について子どもにうまく教えることができない」(20%)、「お小遣いで買ったものを子ども同士で親に無断でやりとりしてしまう」(9%)が続いている。
最後に具体的なお小遣いに関するトラブルを挙げてもらったところ「次女が小学校で友達に、小銭を配ってあげていたことがあり、お金の大切さを知ってもらうため、お小遣いをあげ始めました」(12歳の女の子のママ)、「夏休みにプールに友達と行くので2人に1,000円を渡して『半分こするのよ』というと、『ママ、半分こにして』と1,000円札とハサミをくれた長女小学1年の夏」(12歳の女の子ママ)といったエピソードが寄せられた。
同社は「その他、お財布を落としたり、お財布が領収書だらけになったりと、大人でも遭遇するようなトラブルもあったが、全体的にはお金の使い方に慣れていないことから発生しているトラブルが多く目立った」とコメントしている。