伊豆急行と東京急行電鉄はこのほど、今年7月に運行開始予定の伊豆観光列車「THE ROYAL EXPRESS」について、約100席のうち30席分を宿泊と観光を組み合わせた1泊2日のクルーズプランとして販売すると発表した。列車内で提供する料理・飲料の監修者も発表された。

伊豆観光列車「THE ROYAL EXPRESS」は7月から運行開始

クルーズプランは、1日目に横浜駅から伊豆急下田駅まで「THE ROYAL EXPRESS」に乗車し、伊豆に宿泊。2日目は伊豆急下田駅から伊東駅まで「THE ROYAL EXPRESS」に乗車し、「スーパービュー踊り子」などに乗り換えて横浜駅に帰着する行程となる。

1日目の車内では、生演奏や車窓に流れる伊豆の海を楽しみながら、静岡の食材を用いた料理を楽しめる。伊豆急下田駅で下車した後は、情緒漂う下田を散策。宿泊先は上質なサービスともてなしを提供する6つの旅館・ホテルが選定され、いずれも貴賓室またはスイートルームでの宿泊となる。2日目は伊豆高原駅で下車し、駅でのイベントや自然散策、ランチを楽しむ。

クルーズプランの販売開始は4月下旬以降になる見込みで、事前応募制の抽選販売となる。価格は未定だが、1名10万円台を予定しているとのこと。プランの全容と価格の詳細は4月頃に発表される予定。

列車内で提供する料理は、素材や生産者にこだわり、食を通じた地域活性化に取り組む「山田チカラ」(東京・南麻布)の山田チカラ氏と、「方寸」(大分市)の河野美千代氏の2名が監修。飲料については、世界最高品質のコーヒーを追求する「micafeto(ミカフェート)」の川島良彰氏、国内初の燻製紅茶を提供する「カネロク松本園」の松本浩毅氏が監修する。