花粉シーズンはマスクが手放せない人が多い

今年もいよいよ花粉シーズン到来となった。スギ花粉の飛散が本格化するこれからの時期は、全国の花粉症患者が憂鬱になる季節でもある。症状のつらさを花粉症ではない人に理解してもらえないことも往々にしてあるが、目も鼻も本当につらいのだ……。

本稿では花粉症に悩むマイナビニュース会員311名に「花粉症で最もつらい症状」を聞いてみたので、症状の程度とあわせて紹介しよう。

Q. あなたの花粉症の最もつらい症状を教えてください

1位: 鼻水が出る(80.7%)
2位: 目がかゆくなる(71.7%)
3位: くしゃみが出る(64.6%)
4位: 鼻がつまる(58.2%)
5位: 目から涙が出る(36.0%)

■鼻水が出る
・「マスクが手放せない季節。マスクをしていても鼻水が出やすく、ティッシュペーパーも手放せない。鼻が詰まりやすくなると喉に負担がかかり、声の調子が悪くなる、という悪循環になってしまう」(47歳男性/その他/その他)
・「とにかく鼻水が止まらないのでしょっちゅう鼻をかむため、鼻の下がカピカピになる」(44歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「鼻がかゆくて鼻水も出てくるし、気分的にイライラする」(34歳女性/その他/その他)
・「スギ花粉の時は鼻水が多く出て、目もとてもかゆいです。年に一日だけ特別にひどい日は、ゴミ箱がティシュペーパーであふれてしまいます」(58歳女性/その他/その他)
・「鼻水が出て声が出しにくいため、話がしにくくなる」(29歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「どんなに鼻に詰め物をしても鼻水が垂れる。鼻から頭にかけてどんよりと重く、薬を飲めばボーっとする。春先は全く集中できない」(43歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「鼻水がたくさん出るから、体力がすごいうばわれる」(27歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)

■目がかゆくなる
・「目がかゆくなりだすとついこすってしまい、余計ひどくなり、イライラする」(52歳男性/その他/その他)
・「朝に起きた時から鼻水が出続け、外に出ると目がかゆくなり、目がしぱしぱしてやる気がまったくなくなる」(54歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「鼻づまりや目のかゆみが気になり、仕事の効率が上がらなかったり、夜眠れなかったりする」(35歳男性/食品/営業関連)
・「鼻風邪と似た症状で目がかゆくなり、ひどい時にはものもらいまで誘発する」(47歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
・「一日中かゆい。目薬をしないともうダメ」(43歳男性/建設・土木/営業関連)
・「目がかゆくて周りが赤くはれる。朝起きると目ヤニで目が開かない。鼻水が止まらないのでティッシュが手放せない」(43歳男性/食品/その他技術職)

■くしゃみが出る
・「朝起きるとくしゃみが出始め、鼻水が止まらなくなり鼻を強くかむと耳の調子が悪くなる。目が充血してかゆみがあり、目をゴシゴシこすりたいのを我慢しているのでとてもつらいです」(58歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「くしゃみが止まらない。運転中にくしゃみすると前を見るのがおろそかになるから、危ないことがあった」(39歳女性/食品/その他技術職)
・「就寝していると朝方に症状が出てくる。まずは鼻水で目が覚めてくしゃみや目のかゆみでつらい寝起きになる。体がだるくて動く度に鼻水が水のように出るのでうっとうしい。ひどい時はせきと頭痛がして風邪と勘違いする」(40歳男性/その他/その他)
・「鼻水がほとんど止まらない状態になります。鼻水と同時にくしゃみが出てしまうことがたまにあります。喉は決して痛くなるほどではありませんがイガイガした状態が多くなります」(60歳以上男性/その他/その他)

■鼻がつまる
・「鼻が詰まるので頭もぼーっとしてしまう」(34歳女性/その他/その他)
・「特に寝ている間は鼻が詰まるので点鼻薬は欠かせない」(52歳女性/その他/その他)
・「鼻が詰まって息苦しくなる」(32歳男性/食品/技能工・運輸・設備関連)
・「鼻づまりがひどい時は、食事がとりにくいことがあります」(60歳以上女性/その他/その他)

■目から涙が出る
・「私の場合、花粉の季節の始まりはまず、鼻の穴が乾燥する感じが強くなります。次に目がかゆくてたまらなくなり、何も処置をしなければ、目玉を取ってしまいたいぐらいな感じです。同時に鼻水も出て、涙と鼻水でティッシュが手放せなくなってしまい、仕事も何も手が付けられません。さすがに毎年のことなので、そこにたどりつくまでに医師の処方した薬で何とか乗り切ります」(60歳以上女性/その他/その他)
・「花粉症は突然なるので、症状が出たときは何の病気なのかわからない。去年までなんとも無かったのにある年から突然、目がかゆくなってずっとこすっていた。接客業だったので涙を流しながらお客さまの対応をしていた。お客さんからしたら変な店員だと思われていたと思う」(47歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連)
・「以前、コンタクトを使用していたときは涙でコンタクトがずれてしまうこともありました」(37歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)

■総評

「鼻水が出る」が8割を超え、最も花粉症の人たちを悩ませているという結果になった。仮に商談中に鼻水が垂れてきようものならば、まとまる案件もまとまらなくなりそうな気が……。本当に厄介なアレルギー症状だ。回答者からは「とにかく鼻をかむのですぐにティッシュがなくなる」「垂れているのがばれないよう、マスクが手放せない」といった趣旨のコメントが多数寄せられた。

2位は7割以上の人が支持した「目がかゆくなる」がランクイン。「目のかゆみで朝がつらい」「目を開けていられないほどにかゆい」「パソコン仕事がまったくできない」といった切実なコメントが見られた。3位は「くしゃみが出る」。ひたすら連発するくしゃみや四六時中襲ってくるくしゃみ、鼻水が一気に噴き出すくしゃみなど種類はさまざまだが、こちらも3人に2人が回答していることから多くの花粉症患者が悩んでいることがうかがえる。

アレルギー症状がひどい人にとっては、徐々に暖かくなり花粉が飛び出すこれからの時期は、まさに地獄の日々。過去の経験より自分なりの花粉対策を講じている人が大半だろうから、きちんとその対策を徹底して少しでもつらさを緩和するようにしよう。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2017年2月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 311名(男性265名 女性46名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート