シティグループは3月1日、世界の若者を対象に実施した意識調査の結果を発表した。調査期間は2016年11月~2017年1月、対象は世界32カ国45都市(15都市は東京含むアジア)の18歳~24歳までの7,000人の若者。
東京の若者、多くの分野で他都市と顕著な違い
調査の結果、若者の70%が将来の自分のキャリアに楽観的で、特に発展途上国の都市においてその傾向は顕著だった。しかし、働いている若者の55%が現在の仕事は自分が希望するものと異なると回答した。
世界の若者、7割が自分のキャリアに楽観的(画像はイメージ) |
インターンシップはキャリア成功のために重要であると考える若者は78%。一方、インターンシップの機会が不足していることを問題と感じている若者は60%に上った。
全体の75%が、キャリア成功のためなら長時間労働やリスクをいとわないと回答。また、70%近い若者が起業を夢見ているものの、実際に起業した割合は6%にとどまった。
東京の若者についてみると、多くの分野で他都市と顕著な違いがみられたという。例えば、「自分の住む都市(東京)にキャリアや仕事で成功するための機会が豊富にあるか」との設問に肯定的に答えた割合は、全都市中、下から2番目だった。
「教育を受ける機会が親世代より良くなったか」との設問へ肯定的に回答した割合は最小。「親世代よりも仕事に必要な高いスキルを持っているか」との設問に肯定的に答えた割合も最小となった。
また、「インターンシップの機会が豊富」と答えた割合は最多。しかし、「良い仕事を得るためにインターンシップが重要か」との設問を肯定した割合は最小だった。
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