Twitterは、安全面を高めるためのさらなるアップデートを実施する。具体的には、アルゴリズムを活用した嫌がらせツイートの削減や、ユーザー自身が設定できるフィルター機能の提供などに取り組む。
技術を活用した嫌がらせツイートの削減
アルゴリズムにより、ユーザーからの報告がなくても攻撃的な行為を行うアカウントを識別できるように進めている。攻撃的なアカウントを発見した場合は、そのアカウントのツイートはフォロワーのみが閲覧できるようにしたり、アカウントの機能を一定期間制限したりするという。
こういった処置の対象となるのは、@ツイートではないかたちで誰かに攻撃的な内容のツイートをするアカウントや、Twitterのルールで禁じられている行為を行っているものが考えられる。
Twitterは、「さまざまな視点からの意見を自由に共有できる場であることはTwitterにとってとても大切なこと」と前置きしたうえで、ルールに違反する言動が継続的に見られる場合はさらなる措置を行うことがあると説明している。
ユーザーが設定できる通知のフィルター機能
プロフィールに画像が設定されていない、またメールアドレスや電話番号の認証が行われていないアカウントなどからの通知をフィルターではじき、非表示にする機能を追加する。フィルター機能はユーザー自身で設定できる。
特定アカウントからのツイートを非表示にするミュート機能(2016年11月実装)も拡大し、タイムラインでもミュートを行えるようにする。ミュート期間は「1日」「1週間」「1ヶ月」「永久に」から選択可能だ。
また、嫌がらせツイートに関する報告に対して、今後はTwitterからも返信を行う。返信があるのは、ユーザーからの報告に対し、Twitterが必要な措置を行うとき。なお、この返信はTwitterアプリの通知タブ上で確認できるようになる。
Twitterによると、さまざまな変更点を各言語で順次提供するのに、数日から数週間かかるとのこと。改善のための取り組みは、今後も継続していくという。