カシオ計算機は3月1日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新製品として、MASTER OF GシリーズのGRAVITYMASTER「GPW-2000」を発表した。5月19日から発売し、税別価格は100,000円。
GPW-2000は、新開発のモジュール「Connectedエンジン 3-way」を搭載。世界で初めて(カシオ調べ)、標準電波、GPS電波、スマートフォン経由のタイムサーバー接続という、3通りの時刻取得システムを備えた。
時計本体には、ワールドタイムやサマータイムの情報を内蔵。スマートフォンとBluetoothで接続し、スマートフォンを経由してインターネット上のサーバーと通信することで、時計内部のサマータイム情報などを常に最新状態へと更新する。
これにより、新たにサマータイムを導入した国、サマータイムを廃止した国があっても、内蔵の情報へと反映することが可能。スマートフォン用アプリの対応OSは、iOS 10以上、Android 6.0以上だ。
MASTER OF GシリーズのGRAVITYMASTERは、「航空」をコンセプトにしたパイロットウオッチのG-SHOCK。今回のGPW-2000では、その世界観をデザインや性能面でも表現した。
文字板は航空機の計器をモチーフとして、取得した位置情報から緯度を9時側インダイアル、経度を6時側に設けた小窓で表示する。また、時計側のボタンを押すと、その場所の地点情報を時刻情報とともにスマートフォンに転送。スマートフォン用アプリの地図上にて、地点+時刻をプロットして経路をつなぐ「フライトログ機能」を搭載している。
ハードウェアとしては、バンドを固定するパーツとしてビスを使っていない。これは、振動の影響によってビスが緩むからだ。ビスに代わり、バンドをファインレジンのシャフトカバーと、カーボンファイバーを封入したファインレジンのパーツで固定するビスレス方式を採用した。加えて、GRAVITYMASTERならではの「TRIPLE G RESIST」(耐衝撃・耐遠心重力・耐振動)も搭載。G-SHOCKの「タフ」を、構造、機能、デザインなどあらゆる面で体現したとしている。