TOTO

人を大切にする経営学会、「日本でいちばん大切にしたい」会社大賞実行委員会は2月27日、主催する第7回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の受賞者を発表した。

経済産業大臣賞は、TOTOが受賞した。過去5年間の転職的離職率が実質0%であること、障がい者の社員304名は自己希望を除き全員正社員であること、有給休暇の平均取得率が76.1%で社員の平均年収が835万円(43歳)と高いことなどが受賞理由。

厚生労働大臣賞には学校法人 柿の実学園 柿の実幼稚園、中小企業庁長官賞はコーケン工業、実行委員長賞は新日本製薬が選ばれた。審査委員会特別賞は、アポロガス、三和建設、スズキ機工、ゾーホージャパン、ツマガリ、特殊衣料、ネオレックス、武州工業、ベル、実行委員会特別賞は、ウェルテクノス、ツバサ・翼学院グループ、社会法人実誠会なるみ園、社会福祉法人太陽会。

同賞は企業が本当に大切にすべき、「従業員とその家族」「外注先・仕入れ先」「顧客」「地域社会」「株主」をはじめ、人を大切にし、人の幸せを実現する行動を継続して実践している会社の中から、その取組が特に優良な企業を表彰し、他の企業の範となることを目的として、2010年度から実施されている。

第1回から、経済産業大臣賞(企業規模を問わず特に優秀と認められる会社)、中小企業庁長官賞(中小規模で特に優秀と認められる会社)、実行委員長賞及び審査委員会特別賞、第5回からは厚生労働大臣賞(障害者、高齢者、女性などの活躍推進や長時間労働の削減などの総合的な雇用管理に取り組んでいると認められる会社)に授与している。

第7回となる今年度は、2016年7月11日~11月14日に募集を行い、85件の応募の中から17団体の受賞者が決定した。なお、3月21日に法政大学市ヶ谷キャンパスで授賞式が行われる。