俳優の山本美月が、関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『嘘の戦争』(毎週火曜21:00~21:54)で主演を務める草なぎ剛に対して、「この人に任せて大丈夫なんだなと思い、思いっきりぶつかっていっています」と心境を語った。

『嘘の戦争』に出演する山本美月=関西テレビ提供

このドラマは、草なぎ演じる30年前に家族を殺された主人公・浩一が、天才的な詐欺師となって復讐(ふくしゅう)を果たそうとする姿を描くもの。山本は、浩一が、最大の敵である二科興三(市村正親)に近づくために交際している興三の娘・楓役を演じている。

山本は「私はドライから本番にかけて芝居のピークを持っていくというのが苦手なんですけど、草なぎさんは本番に気持ちを乗せて行くのが上手な方。草なぎさんを見るとハッとさせられますし、本番はこの人に任せて大丈夫なんだなと思い、思いっきりぶつかっていっています」と、信頼を寄せている様子。

また、「ちゃんと成長して次の作品に挑みたいですが、草なぎさんが居ないと不安です(笑)。撮影の合間にすごくほめてくださったときはうれしくて言葉を失いました」と、笑顔を交え振り返る。草なぎの演じる浩一については「思いがけないところで、ふと優しい笑顔を見せるんですよね。それがあるから楓からしたらきっと何か隠しているんだろうけど必ず戻ってきてくれるし、『この人は絶対に悪い人じゃない』と信じてしまう」と、細かなしぐさを解説した。

きょう28日放送の第8話では、重要なシーンに出演しているが、山本は「ずっと不安でした。この8話をちゃんとやらないと意味がない」と力説。一方の草なぎも「登場人物が嘘をつきまくっている中、あの2人(水原希子と山本美月)の浩一への思いこそが真実で、このドラマのなかで唯一の真実を見せてくれる」と絶賛している。