リスクモンスター2月27日は、第4回「仕事・会社に対する満足度」調査結果を発表した。調査は1月28日~29日、20~49歳の男女600人を対象にインターネットで行われた。

勤務先に対するブラック企業の意識についての調査

「仕事・会社に対する勤続意欲」は、「今後も勤め続けたい」(65.3%)が「勤め続けたくない」(34.7%)を大きく上回る結果に。勤続意欲を年収別にみたところ、年収が高まるにつれて、勤続意欲が高まっている傾向が見られ、年収500万円以上になるとその傾向が特に強まることが分かった。

「今後も勤め続けたい」と選択した理由は、1位「職場環境がいいから」(49.5%)、2位「安定した会社だから」(38.8%)、3位「やりがいのある仕事だから」(27.3%)、「勤め続けたくない」では、1位「給料が低いから」(43.8%)、2位「職場環境が悪いから」(30.3%)、3位「仕事にやりがいがないから」(27.9%)となった。

自身の仕事ぶりが、会社から適正に評価されていると感じるか否かの調査では、「適正に評価されていると思う」(53.8%)が「適正に評価されていないと思う」(46.2%)をわずかに上回った。

勤務先に対するブラック企業の意識についての調査では、「勤務先はブラック企業だと思う」(26.5%)は「勤務先はホワイト企業だと思う」(73.5%)を大きく下回ったが、およそ4人に1人は自身が勤務する会社がブラック企業だと感じていた。

「勤務先はブラック企業だと思う」回答者に対して、勤続意欲との関連性について集計したところ、「勤め続けたくない」(52.2%)が、「今後も勤め続けたい」(47.8%)を上回ったものの、その差はわずかに4.4ポイントであり、勤務先がブラック企業であると感じていても、半数近くの人が継続的に勤務することを望んでいた。

勤務先がブラック企業だと感じる理由1位は「サービス残業が多い」(48.4%)、次いで2位「有給休暇を取得できない」(37.1%)、3位「社内のハラスメント行為が多い」(25.8%)、4位「休日出勤が多い」(22.0%)、5位「ノルマの高さが異常」(20.8%)となった。