アニメ映画『劇場版 トリニティセブン-悠久図書館と錬金術少女-』が25日に公開され同日、声優・原由実らが都内で行われた初日舞台あいさつに登壇した。
『トリニティセブン』は、サイトウケンジ氏が原作を務め奈央晃徳氏が作画を担当する漫画『トリニティセブン 7人の魔書使い』をもとに2014年に放送されたTVアニメ作品。普通の高校生だった主人公・春日アラタが、ある危機に瀕したことから魔導学校・王立ビブリア学園に入学し、そこで7人の凄腕の魔道士少女"トリニティセブン"たちと学園生活を送りながら、バトルに赴く日々を描き、注目を集めた。劇場版となる本作では、サイトウ氏の書き下ろしによる、封印が解かれた"白き魔王"とアラタたちの激烈な闘いのエピソードが映し出される。
舞台あいさつに登場したのは浅見リリス役の原のほか、神無月アリン役の内田彩、不動アキオ役の柚木涼香、リーゼロッテ=シャルロック役の東山奈央、セリナ=シャルロック役の洲崎綾、リリム役の日高里菜の声優6人とメガホンを取った錦織博監督に加え、原作のサイトウ氏の8人。公開を迎えての気持ちを尋ねられた原は「劇場アニメ化の決定を聞いて、すごく驚きました。『トリニティセブン』として帰ってこられたことがとてもうれしく、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔で告げた。
本作の見どころについて、東山は「バトルやアクションシーンも見どころですし、劇場の環境で楽しむ迫力の音楽も素晴らしいです。『トリニティセブン』のいいところがギュギュっと詰まった作品です!」とアピール。本作でシリーズ初参加となる日高も「アフレコ現場がとても楽しかった」と振り返りながら、「ファンの期待を裏切らない、かっこいいシーンあり、お色気シーンもあり、かわいいキャラクターもたくさん登場するすてきな作品です」と、口をそろえた。
錦織監督は、TVシリーズから3年ぶりの映像化となる本作について、「この日を迎えるために制作してきたといっても過言ではないと思っています。皆さまに楽しんでいただくために、スタッフ全員で頑張った作品です」と強調。「"トリニティセブン"の一人一人が活躍できる話で、いろいろなシーンが楽しめるようにしました」とこだわったポイントも解説した。
最後に「たくさんの皆さんにこうして来ていただいてとてもうれしいですし、あらためて素晴らしい作品だなと思いました」と感慨を語った原。「劇場版ならではの、音が迫ってくるような感覚など、ぜひ音楽にも注目してほしいです」とテクノポップユニット・TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDの劇伴を絶賛しながら「引き続き応援してください」と呼びかけた。
(C)サイトウケンジ・奈央晃徳/KADOKAWA/トリニティセブン製作委員会