10bit HDRかつQHD/4K製品が並ぶベンキュー

CP+2017のベンキュージャパンブースでは、撮影した画像の確認、編集に向いた液晶ディスプレイ製品を展示。もっとも目立つ位置にあったのが、新製品となるフォトグラファー向けの「SW320」だ。今回のCP+2017で初披露となる。

ベンキュージャパンブースではこのほか、フォトコンテストやアンバサタープログラムを紹介

SW320は、31.5型ワイドで4K(3,840×2,160ドット)表示可能な10bit HDRディスプレイだ。ハードウェアキャリブレーションに対応し、オリジナル写真に限りなく近い発色と見た目で表示できるほか、異なる色空間の表示を並べて確認可能なGamutDuo機能を備える。具体的には、sRGB色空間とAdobeRGB色空間の表示を1画面で見比べられるわけだ。

フォトグラファー向けのSW320。カラーマネジメント対応や、周辺照明の影響を減らす遮光フードが標準で付属するなど、カメラで撮影した写真の確認と編集に向く

デザイナー向けの液晶ディスプレイ「PD3200U」「PD2700Q」も、新製品としてデモされていた。前者は32型ワイドの4K UHD、後者は27型ワイドのQHDディスプレイで、どちらもsRGBとRec.709を100%カバーし、2つの表示モードを比較可能なDualViewモードに対応している。また、PD3200UはKVMスイッチを内蔵しており、2台のPCを一組のキーボードとマウスでコントロール可能だ。

PD3200Uはデザイナー向け。sRGBとRec.709を100%カバーするほか、ディスプレイにKVMスイッチを内蔵しており、2台のPCを駆使する作業にも向いている

PD2700Qもデザイナー向け製品で、左右で2つの画面モードを表示するDualViewに対応

DualViewの設定画面を出してもらった