お笑いコンビのナインティナインと、女優の松岡茉優がMCを務めるフジテレビ系バラエティ特番『ENGEIグランドスラム』の第7弾が、いよいよきょう25日(19:00~23:10)に4時間超にわたって放送される。

このほど行われた収録の舞台の裏では、出番を終えたばかりの芸人たちが直撃インタビューに応じ、あらためて"日本一豪華なENGEI番組"のステージに立ったことへの喜びを、口々に語っていた。

MCのナインティナイン矢部浩之・岡村隆史、松岡茉優

この番組で、出演芸人はオリジナルのバッジを付けて舞台に上がるのだが、レイザーラモンの2人は、普段の吉本の劇場でも、そのバッジを付けているそう。いつもふざけたことばかり言っているはずの、あのRGが「(周りの芸人から)『いつまでつけてんねん!』って言われるんですけど、それくらい大好きな番組でここを目指してやってるんで」と、ボケを忘れて純粋に喜びを噛みしめていた。

COWCOWは、テレビ初公開のネタを披露し、善しは「世界で一番いい劇場。このネタ史上一番受けました」とご満悦。多田健二は、今回のネタを1年前に『ENGEIグランドスラム』のスタッフに見せ、そこから劇場での手応えを踏まえて披露したことを明かし、「これをテレビで(最初に)やるのは、絶対『グランドスラム』って思ってたんですよ。1年寝かせて熟成させました」と、最高の状態に仕上げてきたことを語った。

一方、チュートリアルは、小道具へのこだわりに感心。福田充徳が、"パンの王冠"をかぶったのだが、「すごいパンのいい匂いがするんです。パンの気分になれるように、こんなとこまでこだわってくれるなんて!」と興奮し、徳井義実は「ホンマにええ香り。これが"バラエティのフジテレビ"ならではの小道具のクオリティの高さですね」と、脈々と受け継がれる技術に感激していた。

レイザーラモン

COWCOW

チュートリアル

そして、昨年『NHK紅白歌合戦』への出場まで果たしたオリエンタルラジオだが、あの「PERFECT HUMAN」は、ちょうど1年前の『ENGEIグランドスラム』をきっかけにブレイクした曲だ。今回も、ライブパフォーマンスを繰り広げるが、中田敦彦は「オーディエンスぶち上がってたね!」と、幅広い"笑い"を受け入れる観客だからこそ味わえるフェスの気分で、大きな手応えを得た様子。「もう1回紅白出ちゃうか!」と、バックステージでもテンションが下がることはなかった。

ロバートの秋山竜次も「この劇場、そのまんまどっかに本当の劇場としてやっていただきたいですね」と常設化を希望するほどのステージ。放送上では、芸人が代わる代わるネタを披露していくが、実際の収録では、コントの場合など当然セットチェンジが必要な時間がある。そのままでは間延びして、観客の熱も下がってしまいそうだが、この番組ではMCのナイナイが、松岡とともにネタを受けて展開するフリートークで、客席を温め続けるという重要な役割を担っているのだ。コンビでのラジオ番組も終了した今、ある意味貴重な時間とも言える。

演出・チーフプロデューサーのフジテレビ・藪木健太郎氏は、この2月の放送について、年末年始に多くのネタ番組が放送され、それによって芸人の入れ替わりも起こり、番組としても新年一発目で新たな方向性を打ち出す時期ということで「いつも悩みます」と本音を吐露。それでも「新陳代謝をして変わっていくタイミングだと勝手に思い、"幅の広い、懐の深い"『ENGEIグランドスラム』にしているつもりです」と胸を張る。

今回も、南海キャンディーズやエレ片、木村祐一などの初登場組から、常連の実力者まで勢ぞろい。藪木氏は「この"幅の広さ"は『ENGEIグランドスラム』でしか見れません! ご家族そろって『笑う土曜日』をお楽しみください!!」と呼びかけた。

オリエンタルラジオ

ロバート

(C)フジテレビ

『ENGEIグランドスラム』第7弾・タイムテーブル

●19時台
COWCOW、銀シャリ、ジャルジャル、ジャングルポケット、タイムマシーン3号、チュートリアル、TKO、バイきんぐ、ハライチ
●20時台
アンガールズ、オードリー、品川庄司、テンダラー、博多華丸・大吉、吉本新喜劇、ロバート
●21時台
エレ片、麒麟、CONTS(次長課長・河本/FUJIWARA・藤本/フットボールアワー・岩尾/インパルス・板倉/とろサーモン・村田/もう中学生)、千鳥、ナイツ、南海キャンディーズ、バカリズム
●22時台
オリエンタルラジオ、木村祐一、東京03、中川家、レイザーラモン、和牛ほか