NTTドコモは23日、SIMカードへの加入者情報の遠隔書き込みが可能なコンシューマ機器向け「eSIMプラットフォーム」を開発した。対応端末は2017年中に発売する予定。

eSIMプラットフォームのイメージ

eSIMプラットフォームは、タブレットやウェアラブル端末などのコンシューマ機器に対して、事前に登録しておいた電話番号や契約内容などの加入者情報(プロファイル)を、遠隔でSIMカードに書き込めるというもの。

従来はコンシューマ機器で通信事業者の通信を行うには、プロファイルを記録したSIMカードを人の手で端末に挿入する必要があった。「eSIMプラットフォーム」を利用するとこの作業を省略でき、あらかじめSIMカードを端末に挿入しておくとプロファイルの遠隔書き込みが可能になる。

eSIMプラットフォームは、2016年10月にGSMAにおいて確定した、遠隔でSIMカードに書き込みができる「Remote SIM Provisioning Version2.0」の仕様に準拠している。