不動産・住宅情報サイト「HOME'S」を運営するネクストは2月22日、「働きながら子育てするのに良さそうな街ランキング」を発表。首都圏で最も支持を得たのは「横浜」(神奈川県)となった。

働きながら子育てするのに良さそうな街は?

同調査は2016年11月18日~23日の期間、インターネット上で行ったもの。首都圏(東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県)、近畿圏(大阪府/兵庫県/京都府)、中部圏(愛知県/岐阜県/三重県)に住むあわせて3,000名(各エリア1,000名ずつ)から、回答者が住むエリアの中で、働きながら子育てするのに良さそうな街を答えてもらった。

このうち首都圏で最も支持を集めたのは「横浜」(神奈川県)で、「東京都内へのアクセスが良い。横浜は程よく都会だと思う。横浜駅から少し離れた駅では、駅の高架下に保育園があったり、子連れで行きやすいお店も多く、いろいろと子育て世代へ優しい印象があります」(30歳女性)、「最初に待機児童ゼロを達成したから」(48歳女性)などの声があった。

次いで「吉祥寺」(東京都)、「武蔵小杉」(神奈川県)、「二子玉川」(東京都)と続き、ファミリー層に人気の街が多くランクイン。さらに、「千代田区には待機児童がいないから」(20歳男性)、「職場と保育所、学校などが近い」(64歳男性)などの理由から、「東京」(東京都)が5位となっている。

近畿圏では、主要なターミナル駅にアクセスしやすく、ショッピングモール、学習塾や学校が充実していることなどから「西宮北口」が1位となった。3位には「西宮」(兵庫県)が入っていて、同社は「働くパパ、ママにとっての西宮エリアの人気が伺えます」としている。2位には「大阪」(大阪府)がランクインしている。

一方中部圏では、1位に「名古屋」(愛知県)、2位に「豊田市」(愛知県)が入り、特に2位の豊田市では、市内に本社を置くトヨタ自動車の影響による、子育て支援の手厚さが期待されていた。3位は「交通の便もほどほど、子育てにも都会ほどお金をかけずにすみそう」(38歳女性)、「教育立市を掲げている」(56歳男性)などの理由から、「岐阜」(岐阜県)となっている。

同社は、働くパパ、ママの街選びには、「交通利便性」「生活の利便性」「子どもの生活環境」「子育てに関する手当て・支援制度」「保育園の入りやすさ」を重視する傾向が見られると、分析している。

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