ティアックは22日、Referece503シリーズのUSB DAC搭載プリメインアンプ「AI-503」を発表した。シルバーとブラックの2色を用意。3月初旬より発売する。価格はオープンで、推定市場価格は税別128,000円前後。
AI-503は、DACに旭化成エレクトロニクス製「VERITA AK4490」を採用し、L/Rの各チャンネルに1基ずつ配置。PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHzのネイティブ再生をサポートする。Bluetooth機能も内蔵しており、コーデックはaptXやソニー独自のLDACにも対応している。
心臓部となるDAC/プリアンプ部は、デュアルモノーラル構成/フルバランス回路設計を採用。パワーアンプ部にはICEpower製Class-Dアンプを搭載する。プリアンプ部には4回路構成のフルバランスボリュームコントロール回路「TEAC-QVCS」を使用し、ハイレゾデータの純度を保ちながらS/N感や空気感などを表現できるという。
ヘッドホンアンプ部は、プッシュプル回路によるディスクリート構成の「TEAC-HCLD バッファーアンプ回路」を採用した。最大出力は280mW+280mWで、High / Lowの2段階のゲイン切替えが可能。低インピーダンスのインイヤーモニターから高インピーダンスのオーバーヘッド型ヘッドホンまで、最適なボリュームを設定できる。
音声入力インタフェースは、デジタルが光角型×1、光丸型×1、同軸×1、USB×1、アナログが3.5mmステレオミニジャック、RCA×1。スピーカーの定格出力は28W+28Wで、最大出力は40W+40W(ともに4Ω、20Hz~20kHz)。S/N比が95dB以上、周波数特性が10Hz~100kHz。本体サイズはW290×D264×H81.2mm、重量は約3.7kg。