Finsightは2月21日、FinTech(フィンテック)領域の注目サービスであるロボアドバイザーの認知率や利用意向に関する調査結果を発表した。調査期間は2月10日~14日、有効回答は20歳~69歳の個人500人。
ロボアドバイザー、43.9%が「利用したい」
ロボアドバイザーとは、個人投資家がオンライン上で、年齢や投資資金の性質など複数の質問に答えると、その個人投資家に合った資産配分を提案するサービスを指す。また、提案された資産配分を基にリバランスを含めた運用を全て自動で代行するサービスも提供されており、AI(人工知能)を活用したサービスとしても注目されている。
ロボアドバイザーの認知率は21.4%で、内訳は「利用したことがある」が2.6%、「知っている」が3.8%、「聞いたことはあるが、あまり知らない」が15.0%。反対に「聞いたことはなく、知らない」は78.6%に上った。
性年代別の認知率をみると、男性20代が46.0%で最も高く、以下、男性30代が32.0%、男性60歳以上が30.0%と続いた。他方、女性は60歳以上の22.0%が最高で、その他の年代では1割前後にとどまった。
投資経験別の認知率は、外国株式経験者が77.5%でトップ。次いで外国債券が68.6%、FXが57.1%と続き、海外資産への投資経験者で特に認知率が高かった。同社は「多くのロボアドバイザーが日本国内の資産だけでなく海外資産も含めた国際分散投資を前提に設計されていることが関係している」と分析している。
ロボアドバイザー認知者の利用意向を調べると、「是非利用したい」が10.3%、「どちらかというと利用したい」が33.6%で、43.9%が利用意向を示した。