メールアドレスを変えたくないがために同じ通信キャリアを使い続ける、というユーザはかなり多い。格安SIMが魅力的だとしても、通信キャリアを変更すれば「○○○@docomo.ne.jp」や「△△△@ezweb.ne.jp」、「□□□@softbank.jp」といったキャリアメール(MMS)を利用できなくなるからだ。
キャリアメールには、即時性というメリットもある。メールが着信するやいなや、ロック画面やホーム画面に通知してくれるのだ。iCloudメールも同様に即時性はあるが、長年使い続けてきたメールアドレスに即時性があるからiCloudメールに乗り換えるまでもない、と考えるユーザがいても不思議ではない。
しかし、メールの着信に気付かずやり過ごしてしまうことがある。かつてフィーチャーフォンの多くは、未読メールがあるうちはLEDを明滅させて知らせてくれたものだが、iPhoneにそのような機能はない。通知やLEDフラッシュは可能だが、着信後1回かぎりのため、なにかの拍子に見逃してしまうこともある。
そんなときには、「通知を繰り返す」設定を見直そう。初期設定では、着信直後の1回きりしか通知してくれないが、その1回に加えて1回(計2回)、2回(計3回)、3回(計4回)、5回(計6回)、10回(計11回)通知を繰り返す設定に変更できるのだ。「しない」は通知を繰り返さないという意味で、通知そのものを禁止しないかぎり通知が届くことには注意しよう。
なお、ロック解除中に「メッセージ」からの通知を受け取ったり、ロック時に通知を受け取ったあとに(ロックを解除して)ほかのアプリを利用した場合には、通知は確認されたと判断されて繰り返し処理は行われない。通知を繰り返す間隔は2分で固定されているため、それほど長い時間繰り返せないことも知っておきたい。