iOS 9.3で登場した「ナイトシフト」は、ディスプレイの色調を暖色系にして目の負担を軽減する機能。iPhone 5s以降の機種であれば、ブルーライトをカットする眼鏡をかけたりフィルムを貼ったりすることなく、目の疲れを防げるのだ。
ナイトシフトを有効にする方法は、指定した時刻にオン/オフする「自動」と、任意のタイミングでオン/オフする「手動」の大きく2つある。自動の場合、iPhoneの位置情報をもとに判断した日の出/日の入りの時刻、または任意に設定しておいた開始/終了時刻をもとに、システムがナイトシフトのオン/オフを行う。手動の場合、コントロールセンター上のボタンをタップすれば、いつでもオン/オフできる。
ただし、ナイトシフトは原則として常時オンにはできない。自動の場合は、日の出または朝方になればオフになってしまうし、手動の場合も翌日にはオフになってしまう。夜間だけでなく、昼間もあの優しい暖色系の画面を使い続ける方法はないものか……。
方法はひとつ、ナイトシフトモードをオンにする時刻とオフにする時刻を限りなく近づけること。時刻は1分単位で指定できるため、17時ちょうどを開始時刻にしたときには、16時59分を終了時刻にすればいいのだ。これで、ナイトシフトを自動的にオンにするよう設定しておけば、16時59分から16時59分59秒までの間はナイトシフトの穏やかな色調でiPhoneを利用できる。
なお、このような時刻指定をしているときでも、ナイトシフトを手動でオン/オフすることは引き続き可能なため、特に支障はないはず。青みがかったクールな通常モードで利用したいときは、コントロールセンターでナイトシフトのボタンをタップするだけでいい。