明治は2月16日、「たけのこの里」の記念日として3月10日を「たけのこの里の日」と制定した。

3月10日を「たけのこの里の日」と制定

同社は2016年に、「たけのこの里」のライバルとも呼ばれる「きのこの山」の記念日を8月11日の「山の日」に便乗して「きのこの山の日」と制定したという。それから7カ月の時を経て、「たけのこの里」の「3(さ)」「10(と)」の語呂合わせで日本記念日協会に申請したところ、受理されたとのこと。

日本記念日協会に受理された

「たけのこの里」開発担当者は、「『たけのこの里』はおかげさまで大変長い期間ご愛顧いただいているロングセラーブランド商品であり、いつか記念日を制定できるといいな、とは考えておりました。そんな折、昨年、新たな祝日『山の日』に便乗する形で『きのこの山の日』が誕生しましたが、この時はただただ悔しく、『やられたな』という思いが募るばかりでした」と、「きのこの山の日」制定当時の心境をコメントしている。

2016年8月11日に制定された「きのこの山の日」

続けて、「『里の日なんてないから、残念ですね』と思っていた『きのこの山』開発担当者も、きっと驚いているのではないでしょうか(笑)。『きのたけ論争』みたいな風に、ネットでは言われているわけですけれども、基本的には、まあ、ネットの声を見ていただければ、どちらが優勢かは、はっきりは言わないんですけど、唯一、記念日の有無だけは負けているかなというところではあったので、もう完全に、負けている点はなくなったのではないでしょうか(笑)。残念ながら論争に終止符ですかね(笑)」と今の気持ちを述べ、「ずいぶんと長くなってしまいましたが、最後に一言だけ。『遅れること7カ月。時は来た! それだけだ!』」と締めくくった。

一方の「きのこの山」開発担当者は、「『3(さ)』『10(と)』という語呂合わせは非常にキャッチーで、祝日がない中、よくひねり出したなぁというのが正直な感想です。『きのこの山の日』はおかげさまで社内外にて大変話題となったので、正直勝った! と思っていましたが、これでまた振り出しに戻りましたね・・・」と話している。

しかし最後には、「そもそも、極めて自然な『きのこの山の日』記念日ロゴと違って、『たけのこの里の日』の記念日ロゴ、見ていただければわかると思うのですが、たけのこが重なった部分なんて、まるで『たけのこの里』同士がめり込んでいるみたいで、厳密には商品で再現できないですよね(笑)」と闘志を燃やしているようだ。

「きのこの山の日」の記念日ロゴ