パパに子どもを見てもらいたいとき、「ママじゃないと嫌!!」と言われ、困ってしまったという人は多いかもしれない。そんなとき、ママたちはどのような対応をして乗り切っているのだろうか。今回は、小学生までの子どもをもつ女性マイナビニュース会員215名に、「『ママじゃないと嫌!!』と子どもに言われたこと」とその対処法について、聞いてみた。
Q.「ママじゃないと嫌!!」と子どもに言われたことはありますか?
はい 67.0%
いいえ 33.0%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どのようなことで「ママじゃないと嫌!!」と言われましたか。対処法についても教えてください
「寝かしつけ/添い寝」
・「一緒に寝るのが『ママじゃないと……』と言われました。まあ、そこは無理せず、私が担当しています」(42歳/青森県/教育/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「添い寝の時。夫がむくれてしまい、泣く泣く自分が家事を中断して対応した」(49歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「添い寝する時。夫が面白い本を読んであげる」(46歳//千葉県/医療用機器・医療関連/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「一緒にお布団に入って添い寝は、ママ限定。対処法はあえて作らず。子どもにかこつけて、一緒に就寝しました」(40歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「寝かしつけの時。『ママはまだ仕事が終わってないから、終わったらパパと交代するから、それまでは我慢してね』と言い聞かせる」(41歳/新潟県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
「お風呂」
・「お風呂など。かなりの頑固者なので、こちらが折れてしまう」(48歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「お風呂です。浴室で泣かれると大変なので、毎日私が入れています」(35歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
「外出/送り迎え/買い物」
・「どうしてもダメなときは、ダメな理由を言うが、なんとかなるときは、何とかする」(52歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「送り迎え。私が担当しています」(33歳/東京都/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
「全て」
・「寝る時、歯磨き、お風呂、トイレ、遊び相手、全てにおいて言われます。とりあえず、『パパが一緒に●●したいって』と言って、それでもダメならママがやります」(35歳/新潟県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「基本的に何でもママじゃないと嫌がるが、何とか諭す」(32歳/埼玉県/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「やっぱり何かあった時は、パパよりもママを頼りますね。先に言いに来ますし。パパでも大丈夫なことは、その後、私からパパに話を振って解決しています」(31歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等その他/)
・「乳児時代のママっ子の時、思春期ならではの同性の話の時。パパじゃ無理なので、ママで対応」(38歳/東京都/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
「病気の時/機嫌の悪い時」
・「風邪をひいたり具合が悪かったりした時は、基本全てがそんな状態になる」(45歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「病気の時は無理」(42歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「子どもが疲れていると、すぐにそうなる。(普段できることでもなんでも)待ってもらえるか聞いて、手伝う」(31歳/静岡県/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
「抱っこ」
・「抱っこなど、年齢的なこともあると思う。今ではパパでないと嫌なこともあるので」(38歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「もっとパパ・バージョンを経験させようとしている」(33歳/群馬県/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「自分で何とかできることだったし、父親もそう言われてちょっと不機嫌になっていたので、子どもの要求に従った」(36歳/広島県/その他/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
総評
調査の結果、「ママじゃないと嫌!!」と子どもに言われたことがある人は67.0%、ない人は33.0%となった。「ママじゃないと嫌!!」と言われた事柄(複数回答)は、「寝かしつけ/添い寝」が56人で最多となった。2位は「お風呂」で23人。3位は「外出/送り迎え/買い物」と「全て」が各14人となった。以下、「病気の時/機嫌の悪い時」(12人)、「歯磨き」「抱っこ」(各11人)、「着替え」(10人)、「遊び」(8人)、「食事」「トイレ」(各5人)と続いた。「その他」は18人、「回答なし」は7人だった。
子どもに「ママじゃないと嫌!!」と言われた経験がある人は、全体の3分の2にのぼっている。対処法としては、「丁寧に説得する」「やさしくなだめる」などの回答もあったが、諦め、ママが対応するというものが大部分を占めている。ある程度年齢が上がれば、聞き分けもよくなるが、幼いうちは子どもの気持ちに寄りそうほうがベターだという判断があるようだ。
子育てにおいて、パパはママに比べて子どもに接する時間が短くなることが多い。パパも懸命にママのサポートをしようとしているのかもしれないが、子どもの懐つき具合という面ではやはり、かなりのハンディキャップを負っていると言ってもいいかもしれない。
また、「娘の髪を夫が結んであげたのですが、案の定グチャっとなって、娘が怒ってしまいました」のように、奮闘のかいなく怒りを買ってしまったり、「寝かしつけはママじゃないとダメで、パパはそれ以降やらなくなってしまった」など、パパが拒絶されてちょっとすねてしまったりという、やや悲しいエピソードもあった。中には、「気分によって、父母のどちらがいいか指定してくる。その時言われた方が相手する」といった、子どものちゃっかりぶりがうかがわれる、ほほ笑ましいエピソードも見られた。
調査時期: 2017年1月13日~2017年1月20日
調査対象: マイナビニュース会員(小学生までの子どもをもつ女性)
調査数: 215人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません