アクロニス・ジャパンは15日、個人向けバックアップソフトウェア「Acronis True Image 2017」のプレミアムバージョンとして、ランサムウェア対策など、セキュリティ機能を強化した「Acronis True Image 2017 New Generation」を発売した。価格は1台のコンピュータ用(1年版。1TBクラウドストレージ付属)で税込み9,980円。

「Acronis True Image」は、システムイメージのバックアップや、ファイル単位でのバックアップを行うソフト。Windows PCやMacに加えて、iPhone、iPad、Android搭載端末といったモバイルデバイスのバックアップにも対応する。

「Acronis True Image 2017 New Generation」では、ランサムウェアからのリアルタイム保護機能「Acronis Active Protection」を搭載。コンピュータ上の異常な振る舞いを検知することで、新旧のランサムウェアによる攻撃を防ぐほか、バックアップの安全を強化する。ランサムウェアに感染した場合は、警告のポップアップを表示し、不審なプロセスを一時停止状態とした後、Acronis Active Protectionで影響を受けた可能性があるファイルを復元する。

また、金融取引インフラでの応用が期待されている「ブロックチェーン技術」を採用した新機能「Acronis Notary」では、オリジナルのコンテンツが改ざんされていないかどうかを検証し、デジタル証明書を発行する。デジタル証明書はあらゆる種類のファイルに対して発行することが可能で、ブロックチェーンをベースとした分散型データベースを用いて保管される。これにより情報が改ざんされていないことを証明できるという。

さらに「Acronis ASign」によって、複数の関係者が監査可能な電子署名を持つ文書を作成可能。Acronis Notaryで検証したバックアップ文書の保護と電子署名を、1つのバックアップソリューションで実行できるとしている。

このほか、インタフェースの改善や、バックアップ対象とバックアップ先としてマウントされていないNASを指定できるなど、機能強化も行われている。

発売記念のプレゼントキャンペーンも開催

アクロニス・ジャパンは、「Acronis True Image 2017 New Generation」の発売を記念したTwitterキャンペーンを開催。同社の公式Twitterアカウント(@Acronis_Japan)をフォローし、キャンペーンの告知ツイートをリツイートすることで、キャンペーンへの応募となる。

応募者の中から抽選で5名に「Acronis True Image 2017 New Generation」をプレゼントする。キャンペーンの応募期間は、2017年2月15日から3月31日まで。