キヤノンは2月15日、1型CMOSセンサーを搭載したプレミアムコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G9 X Mark II」を発表した。重さは206gで、前モデルのPowerShot G9 Xよりもさらに軽くなった。発売は2月23日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は税別60,000円前後。

PowerShot G9 X Mark II (ブラック)

PowerShot G9 X Mark II (ブラウン&ミドルシルバー)

PowerShot G9 X Mark IIは有効2,020万画素の1型CMOSセンサーと35mm判換算で28~84mm相当の光学3倍ズームレンズ (F2.0~F4.9)、新型の画像処理エンジン「DIGIC 7」を搭載した高級コンパクト機だ。1型CMOSセンサーを搭載した「PowerShot G」シリーズにおいて、もっとも小型軽量なモデルとなる。

本体サイズはW98.0×H57.9×D31.3mm、重さは約206g (バッテリーとSDカード含む)。前モデルと比較すると、厚みが0.5mmと若干増えたが、3gほど軽くなっている。カラーリングは、ブラック、ブラウン&ミドルシルバーの2色を用意する。

DIGIC 7の搭載によって画質が向上しただけでなく、手ブレ補正効果がシャッター速度3段分から3.5段分にアップ。さらに、AF追尾性能や検出性能の向上、より自然な暗部補正、回折現象の軽減、流し撮り時に役立つアシスト機能の追加などがもたらされた。

Wi-FiとNFCに加えて、Bluetooth Low Energy (BLE) にも対応。低電力でスマートフォンなどへの常時接続が可能となり、Wi-Fi接続がより簡単に行える。また、EOSシリーズの色再現を踏襲する8種類の「ピクチャースタイル」、カメラ内でのRAW現像も新たにサポート。タッチパネル付きの液晶モニターを指でなぞって、スマートフォンのように操作スタイルを前作「G9 X」より継承している。

操作ボタンの数やレイアウトは変わらず、前モデルの操作性を継承。タッチパネルに表示するボタンの配置を使いやすく改良している

レンズ脇のコントローラーリングも健在。設定したパラメーターをスムーズに変えられる

前モデルと同様にブラック、ブラウン&ミドルシルバーの2色をラインナップ

主な仕様は下記の通り。

  • 光学ズーム:3倍 (35mm換算で28~84mm、F2.0~F4.9)
  • 撮像素子:有効約2,020万画素、1型、裏面照射型CMOSセンサー
  • 画像処理エンジン:DIGIC 7
  • 対応感度:最高ISO12800
  • シャッター速度:最高1/2,000
  • 液晶モニター:3型・約104万ドット、タッチパネル
  • サイズ:W98.0×H57.9×D31.3mm
  • 重さ:約206g (バッテリーとSDカード含む)