タレントの松本伊代が11日、名古屋ブルーノートで芸能生活35周年を記念したワンマンライブを開催。鉄道営業法違反の疑いで10日に書類送検されたことについて、ファンに謝罪した。
1981年10月に「センチメンタル・ジャーニー」で歌手デビューし、"花の82年組"を代表するアイドルとしてヒットを連発し、82年には史上最年少(当時)で日本武道館のコンサートを成功させるなど、数々のステージを経験してきた松本。このたび、デビュー以来初めてブルーノートでライブを行い、中盤で自身初のアコースティック・コーナーを設けるなど、しっとりした曲を中心に14曲を歌唱した。
2曲目を歌い終えたあとのMCコーナーでは、鉄道営業法違反容疑で書類送検されたことを陳謝。「このたびは私の軽率で不謹慎な行動により、多くの皆さまに大変なご迷惑をおかけしてしまいました。深く反省しております。申し訳ありませんでした」と謝罪し、「このような状況を招いた私がライブを開催していいものか、ぎりぎりまで悩んだのですが、こんなにたくさんのお客さまにお運びいただいて、心より感謝申し上げます」と涙ながらに語り、深々と頭を下げた。
当初は緊張した表情を見せていた松本だが、徐々に観客との距離が近いライブハウスの雰囲気になじんだ様子。終演後には「これからは気を引き締めて、このような形のライブも続けていきたいです」とコメントするなど、今後の音楽活動への意欲も示した。
撮影:藤原 萌