結婚生活と切っても切り離せないのが「お金」のこと。「夫が無駄遣いをする」「小遣いが足りない」といったお金の問題で苦労している人もいるのではないだろうか。そこで今回は、マイナビニュース会員のうち男女600名に「配偶者に対し、お金の価値観が合わないと思ったことはありますか?」と質問してみた。
Q. 結婚生活で夫・妻に対して「この人とはお金の価値観が合わない」と思ったことはありますか?
ある……48.7%
ない……51.3%
Q. (「ある」と回答した方にお聞きします)それはなぜですか?
■金遣いが荒い
・「お金を湯水のように使った」(41歳男性/証券・投資銀行/専門職関連)
・「自分のことはルーズでお金の使い道が半端じゃない」(24歳女性/総合商社/営業関連)
・「余裕があるわけではないのに、ロレックスを買っていた」(46歳女性/流通・チェーンストア/事務・企画・経営関連)
・「給料の3分の2に値する金額を、勝手にカードで数カ月にも渡って使い込まれた。しかも、何の説明もなく数カ月も。大して多い給料をもらってきているわけではないただのサラリーマンのくせに」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)
■ケチすぎる
・「とにかくケチです。高熱で病院に連れて行ってもらい、家で寝ていましたが『いつになったら通院代返してくれるの?』と言われ、ビックリしました」(44歳女性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「結婚したときのお祝い返しは半返しは常識と思っていましたが、夫はそれより低い金額の物を返していたから」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「交通費で時間が数分余分にかかっても、より安く行こうと行こうとすることに腹が立った。自分的には乗り物が苦手なので数分でも苦痛だったので」(47歳女性/百貨店/販売・サービス関連)
・「嫁の趣味が貯金で、自分がやりたいこともほぼできない。どこかに出掛けることもほとんどなし」(39歳男性/食品/技能工・運輸・設備関連)
■趣味にかけるお金の違い
・「自分の趣味の物には価値があるけど、私の洋服などの買い物には『服はただの服だから価値がない』と言う」(45歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「着物にものすごくお金をかけている。パートの給与を家計に入れないで、ほぼ全部和服につぎ込んでいるらしい。理解しがたい」(58歳男性/教育/専門サービス関連)
・「生活用品に使うお金にはあまり理解がなく、好きな車やパソコンには惜しみなく使うのでケンカになりました」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「東京ディズニーランドに3カ月に1回は行きたいとか意味が分からない。ちょっと我慢してほしいと思う」(32歳男性/教育/公共サービス関連)
■節約意識が低い
・「スーパーとかで買い出しに行ったときに、値段も気にせず買っていてびっくりした」(35歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「食品を買うときに、すぐ使うのに割引のを買わず高い方の食材を買ってくるとき」(35歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「私が節約して買い物していても、夫はコンビニで高いものを迷いなくジャンジャン買ってくる」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「スーパーに行ったときに、相手がぜいたく志向で高い弁当を買いたがること」(42歳女性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
■ブランドに弱い
・「ブランド品には弱い。似合わないのにね~」(56歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「クルマや洋服などブランド志向の夫に飽き飽き。食べるものがカラダを作っているのに食費は削られる一方です」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「何を買うにもブランド重視な主人と現実的に使いやすさを求める自分」(40歳女性/通信関連/事務・企画・経営関連)
■その他
・「車を買うとき、大体衝突する。あまりケチケチした買い方はしたくない自分と、必要性を一から検討する嫁。話は平行線……」(40歳男性/ガラス・化学・石油/その他技術職)
・「サイゼリヤで高いものを頼んだときに、どうしてこの人は今ここでそれを食べないと我慢できないんだろうと思った」(29歳女性/家電・AV機器/IT関連技術職)
・「私はシャンプーを1つしか使っていないが、シャンプー、リンス、コンディショナー等、複数の種類を持っている」(59歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「健康に対しての興味が大きいらしく(悪いことではないですが)ときどきとんでもない金額の健康食品(?)を買ってくるのでそれはちょっと考えさせられます」(46歳男性/専門店/販売・サービス関連)
総評
調査の結果、5割近くが「お金の価値観が合わないと思ったことがある」と回答。その理由として最も多かったのが「金遣いが荒いから」で、「あればあるだけ使ってしまう」「無駄遣いをやめない」「気づかない内に高いものをカードでバンバン買っている」といったコメントが寄せられた。中には、配偶者の金遣いが荒いために年収780万円だけでは足らず、アルバイトをしているという男性も。お金にルーズな人と結婚すると、こういった苦労が待ち受けているようだ。
「ケチすぎる」という不満の声も多く、「身内や友人のお祝いやお返しをケチケチする」「温水洗浄便座の電源を都度切る」「何もかも合わない。ケチすぎる」といったコメントが寄せられた。浪費家よりは断然よい気もするが、必要なところまで削る節約生活はストレスがたまりイライラしてしまうのかもしれない。「日々の買い物はケチるのに、高級一眼レフカメラなど、ポンととんでもない商品を買う」といったコメントも見られたが、ふだんは節約を強いておきながら、自分の趣味にはお金をかけるタイプもいるようだ。
他にも「借金していても平気でいられる」「競馬にお金を使う」「お金もないのに人におごりまくる」といった不満の声が寄せられた。お金に対するこうした価値観の相違は、夫婦不仲の原因になることも。大きな問題になる前に、しっかり話し合う必要がありそうだ。
調査時期: 2016年10月17日~18日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女600名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません