NECパーソナルコンピュータは2月7日、大学生および企業の採用担当経験者に聞いた「パソコンに対する意識調査」の結果を発表した。調査時期は2016年12月、有効回答は就職活動未経験の大学1~3年生410人、就職活動経験済みの大学4年生399人、企業の採用担当経験者203人。
PCスキルの有無、採用の際に44%が「重要視する」
大学1~3年生にPCを持っているか尋ねたところ(複数回答)、「自分専用のデスクトップPCを持っている」(6.8%)、「自分専用のノートPCを持っている」(64.2%)、「家族共有のデスクトップPCを持っている」(16.0%)、「家族共有のノートPCを持っている」(21.8%)のいずれかを答えた割合は92.7%。大学4年生では95.4%だった。
PCスキル(word,excel,powerpointなどの資料作成スキル)に対する意識をみると、大学生1~3年生では96.8%、大学4年生では95.6%がPCスキルの必要性を感じていることが判明した。
一方、大学生1~3年生の75.7%、大学4年生の70.8%が自身のPCスキルに「自信がない」と回答した。同社は「重要度を理解していながらも、求められるスキルレベルには達していないと感じる学生が多い」と分析している。
新卒の採用担当に関わった経験がある社会人のうち、新入社員にPCスキルの不足を「感じる」と答えた割合は57.2%。PCスキルの有無を採用の際に「重視する」とした人は44.3%だった。スマートフォンの普及により新入社員のPCスキルが減少したと感じる採用担当者は41.8%。
今の新入社員のPCに関するエピソードとしては、「マウス操作も分からない新人がいた」「マウスではなく、画面をタッチするとカーソルが動くと思いこんでいる」などの声が寄せられた。