タムロンは7日、35mmフルサイズセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラに対応した大口径望遠ズームレンズ、「SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025)」を発表した。キヤノン用とニコン用を用意。2月23日から発売する。価格は175,000円(税別)。
従来モデル「SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (Model A009)」のリニューアルモデル。AFスピードと精度が向上し、手ブレ補正機能などが強化された。
レンズ構成は17群23枚で、XLDレンズとLDレンズの適切な配置によって、色収差をズーム全域で抑制している。手ブレ補正機構「VC」は、駆動系のパワーと制御性能を強化し、5段分の手ブレ補正効果を達成。流し撮りや補正効果有線など、スイッチで切り替えられる3つのモードで手持ち撮影をサポートする。
リング型超音波モーター「USD」の搭載により、合焦速度と精度も向上。フルタイムマニュアルフォーカスにも対応する。 専用設計の「eBAND コーティング」も新たに採用。超低屈折率のナノ構造膜と従来のマルチコーティング技術を融合し、反射防止 / ゴースト / フレアを効果的に抑制。
本体は、スイッチ部 / フォーカスリング / レンズ鏡筒との境界にはシーリングを施した防塵防滴構造。フッ素化合物による防汚コートにより、レンズ表面の汚れなども拭き取りやすくなっている。
主な仕様は、焦点距離が70-200mm、明るさがF/2.8、画角が34.21~12.21度(APS-C:22.33~7.59度)、最小絞りがF22。絞り羽枚数は9枚(円形絞り)。最短撮影距離は0.95m、最大撮影倍率は1:6.1。フィルター径は77mm。花形フードが付属し、本体サイズは最大径が約88mm、長さはキヤノン用が193.8mm、ニコン用が191.3mm。重量はキヤノン用が1,500g、ニコン用が1,485g。