タムロンは7日、APS-C対応のデジタル一眼レフカメラ用となる超広角ズームレンズ「10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD (ModelB023)」を発表した。キヤノン用を3月23日に、ニコン用を3月2日に発売する。価格は70,000円(税別)。
焦点距離10~24mm(35mm判換算)の超広角ズームレンズ。従来モデル「SP AF10-24mm F/3.5-4.5 Di II LDAspherical [IF] (Model B001)」の性能向上モデルで、光学性能を見直すとともに、基本性能を向上させている。
レンズ構成は11群16枚。LDレンズ1枚、XLDレンズ1枚、ガラスモールド非球面レンズ1枚、複合非球面レンズ1枚などを適切に配置することで、倍率色収差 / コマ収差 / 歪曲収差をズーム全域で補正する。手ブレ補正機構「VC」も搭載。BBARコーティングと鏡筒内の内面反射を配慮した光学設計により、有害光の影響も抑制する。
AF駆動力には同社初となる「HLD(High/Low torque modulated Drive)」を採用。駆動力と安定性を確保することで、AF制御もスムーズになった。フルタイムマニュアルフォーカスにも対応。レンズ最前面にはフッ素化合物による防汚コートを施し、レンズ表面の汚れなどを拭き取りやすい。レンズ鏡筒の可動部と接合部は、シーリングされた簡易防滴機構となっている。
主な仕様は、焦点距離が10-24mm、明るさがF/3.5ー4.5、画角が108.44~60.2度(APS-Cサイズ)、最小絞りがF22-F29。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)。最短撮影距離は0.24m、最大撮影倍率は1:5.3。フィルター径は77mm。花形フードが付属し、本体サイズは最大径が約83.6mm、長さはキヤノン用が84.6mm、ニコン用が82.1mm、重量は440g。