歌手のジャスティン・ビーバーと、シンガーソングライターのピコ太郎が、ソフトバンクのCMで共演することが6日、明らかになった。1月に国内で撮影が行われ、初対面が実現した。

初対面を果たしたジャスティン・ビーバー(左)とピコ太郎

ピコ太郎は昨年、楽曲「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」が世界的にヒットして大ブレイクを果たしたが、このきっかけには、ジャスティンが「PPAP」の動画を"お気に入り"として紹介したことがあった。そんな縁のある2人が、今回サプライズの形で初対面となった。

CMは、高校生役のジャスティンが教室の扉を開けると、そこに先生役のピコ太郎が待ち構えていたというシチュエーション。思わぬサプライズに満面の笑みを浮かべたジャスティンは、ピコ太郎と友情のハグとハイタッチを交わすと、さっそく即興で「PPAP」の振り付けを披露し、ピコ太郎との"ダブルPPAP"に、撮影現場は一瞬にして熱狂の渦に包まれた。

その後あらためて、「ナイストゥーミーチュー」とあいさつし、ガッチリ握手を交わした2人。ピコ太郎が「世界中に知ってもらえたのはあなたのおかげです。本当にありがとう」と感謝すると、ジャスティンは「僕も共演できてうれしいよ」とニコリ。

あまりの緊張でピコ太郎が床に落としたリンゴを、ジャスティンがひょいと拾い、それをピコ太郎が右手に持っていたパイナップルの方へ近づけ、「アーン!」という掛け声とともにドッキングさせるという奇跡的なコラボも見られ、再び現場には大歓声がわき起こった。

撮影後にインタビューに応じたピコ太郎は「光栄という言葉を100回ぐらい言わないと足りないぐらい光栄に思います。ずーっと会いたかったジャスティンとこういう形で対面できるとは思わなかったので、本当にうれしかったです」と感激。ジャスティンの印象は「すごくノリがいい好青年で、"ジャスティン・ピコ太郎"に改名したいぐらい、とりこになっちゃいましたね」と、すっかりファンになったようだ。

また、初の"PPAPコラボ"については「私が今、温泉だったら湧き上がっていますよ」と独特の表現で興奮を語りながら、「コラボは心の通い合いというか、ジャスティンとピコ太郎のハートがすごく絡み合った感じがしました」と手応え。「またジャスティンを含めた、世界中の人にいいなーと思ってくれる曲が届けられたら最高ですね」と、今後の創作意欲をかき立てられた様子だった。