新ドラマ『フランケンシュタインの恋』に主演する綾野剛=日本テレビ提供

俳優の綾野剛が、4月スタートの日本テレビ系日曜ドラマ『フランケンシュタインの恋』で主演を務めることが6日、明らかになった。綾野は同局系ドラマ初主演となる。

このドラマは、名作『フランケンシュタイン』の舞台を現代の日本に置き換えた、大森寿美男脚本のオリジナルのラブストーリーで、綾野は、100年前のある事件をきっかけに生み出されたという怪物役に挑戦。人間よりも心優しい怪物が人間と出会い、やがて恋に落ちていくが、怪物には、人間とは"ふれあえない"秘密があるという物語だ。

「わたくし綾野剛、怪物になります」と自己紹介した綾野は、今回の役に「まったく違和感を感じませんでした」と語る。「王道のラブストーリーに挑むのも初めて、もちろん怪物役も初めてで、初めて尽くしの作品になるので、とても楽しみです」と心境を語った。

台本を読んだ感想は「本当にこれをやるのか?できるのか?」という驚きだったそうだが、「"愛おしい"怪物を生きたいと思っていますし、怪物が人と出会い、人を知り、世界を知っていく、王道のラブストーリーですので、視聴者の方がむずがゆくなるような、時に切なく、時に共感できるような怪物、物語を皆さんにお届けします」と意気込みを示している。

「人間とはなんだろう? そんな普遍的なテーマを、怪物と人間の恋の物語で描いてみたい」という河野英裕プロデューサーは「さまざまな感情を呼び起こしてくれる大森寿美男さんの脚本を、綾野さんが今まで見たことのないような『心優しき怪物』を作り上げ、見てくれる方々に、驚きと感動を与えてくれると思っています」と自信を語った。