京王電鉄は2日、駅ホームの安全対策として、1日の利用者数が10万人を超える駅へのホームドア整備を進める方針を明らかにした。
現在までにホームドアを設置しているのは国領駅・布田駅・調布駅・新宿駅(1~3番線)・吉祥寺駅の5駅。利用者数10万以上の駅で未整備となっているのは新線新宿駅(新宿駅4・5番線)・渋谷駅・下北沢駅・明大前駅(京王線・井の頭線)の4駅。このうち、新線新宿駅と渋谷駅ではすでにホームドア整備事業に着手しており、新線新宿駅は2018年度、渋谷駅は2019年度に使用開始する予定となっている。
さらに今後、小田急線地下化工事にともなう改良工事完了後に下北沢駅で整備に着手し、2021年度の使用開始をめざす。明大前駅でも、現在進めている京王線(笹塚駅~仙川間)連続立体交差事業に合わせて整備を行うとしており、駅部分の工事進捗状況に合わせて工事時期を検討する。