俳優のディーン・フジオカが、1年を通して優秀な活躍をした俳優や映画・ドラマ等を表彰する「2017年第41回エランドール賞」の新人賞に選出され、2日に都内ホテルで行われた授賞式に出席した。

ディーン・フジオカ

ステージ上で「ディーン!」という熱烈な声援に笑顔で手を振って応え、「ありがとうございます!」と感謝したディーン。その後の囲み取材で、「うれしいです。僕はこういう賞があったことも知らず、それくらい遠いところで長くやってきた。日本でお仕事をさせていただくのは自分にとっては特別なこと。さらに賞をいただき、夢心地ですね」と喜びを語った。

そして、「13年前に香港で仕事をスタートしたときには想像もつかなかったこと。13年たって新人と呼んでいただけることがありがたい。こうやって祖国で賞をいただけて…」としみじみ。授賞式での熱い声援について聞かれると、「見たいって言ってくださる方がいて成り立つお仕事だと思う。興味を持っていただいて、ファンの方に応援してもらえて、今自分がここにいる」と感謝した。

また、今年の抱負について、「俳優の仕事も音楽の仕事もチャレンジを続けていきたいですし、一つ一つのプロジェクトを全力で楽しんでいきたい」と説明。「日本にいる貴重な時間を自分なりに」と続け、「いつかまた違うところでお仕事をすることになると思うので、そのときに『あの時期日本でこういう経験を積ませていただいたからこそ、今がある』と…未来につなげる一年にしたい」と将来の国外での活動を示唆した。

「ハリウッド?」と聞かれると、「そういう機会があればチャレンジしたいと思いますし、ハリウッドが唯一のゴールではない」と返答。「僕の場合は始まりがちょっと変わっているというか、日本で仕事をさせてもらって気付いたことなのですが、一つの場所に留まっているのが自分にとっては自然なことではない」と話し、「いろんなところでいい機会があったら…成長につながる機会をいただければ、勇気をもってチャレンジしたい」と力強く語った。