スイーツの誘惑は特に女性にとってつらいようだ

ちょっと油断して食べすぎていたらいつの間にかベルトの穴が1つ増えていた……という経験は誰しもあるのではないだろうか。美容のため、健康のためと理由はさまざまではあるが、ダイエットを実践している人は多い。

ダイエットといえば、まず思い浮かぶのは食事制限だろう。ハイカロリーなものを避け、食べすぎないように注意することはダイエットの第一歩。普段ならつまんでしまうお菓子やしっかりとおなかにたまる揚げ物など、ダイエット中は食べ物の誘惑に耐えることが必要だ。

このほど、マイナビニュースの会員304名を対象にダイエットに関するアンケートを実施したところ、ダイエットをして体重が落ちたと回答した人は77.6%(236名)となり、8割近くが体重減に成功していることがわかった。本稿では、ダイエットに励んだ人たちがダイエット中に飲み食いしたかったものが何だったのか、理由も含めて紹介する。

>>>ダイエットで落ちた体重に関するアンケート記事はコチラ

Q. これまでにダイエットをしてきたなかで、実際に体重は落ちましたか?

はい: 77.6%
いいえ: 22.4%

Q. 「はい」と答えた方にお聞きします。ダイエット中に最も飲み食いしたかったものと我慢が限界に達したときの状況を教えてください

1位: ご飯・パン類(17.8%)
2位: スイーツ全般(14.8%)
3位: スナック菓子類(13.6%)
3位: 揚げ物全般(11.4%)
5位: ラーメン・パスタ類(10.6%)

■ご飯・パン類
・「お釜にご飯が残っているのを見るとご飯好きな私にはつらい」(44歳女性/その他/その他)
・「家族がおいしそうにお米を食べている時はつらい」(48歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「昼食時に他の方たちのお弁当を見てすごく食べたくなった」(31歳男性/セキュリティ/技能工・運輸・設備関連)
・「焼き肉に行ってお肉だけ食べようと思ったけど、どうしても白いご飯が食べたくなった」(29歳女性/家電・AV機器/IT関連技術職)
・「両親が食べ物をすすめてくると気がイラッとした」(30歳男性/その他/その他)
・「友人が大盛りを頼んだときはイラッとした」(32歳男性/その他/その他)

■スイーツ全般
・「お土産など、甘いものをたくさんもらったとき」(47歳女性/ビル管理・メンテナンス/専門サービス関連)
・「友達とカフェで女子会したとき」(26歳女性/専門店/営業関連)
・「何しろ甘いものが食べたい。新聞のチラシのスイーツを見て満足しようとしていた」(46歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「夜中にグルメ特集でおいしそうなスイーツを見たとき、爆発して暴飲暴食してしまいました。次の日ジムに行ってなんとか気持ちをリセットさせてまたダイエットすることができました」(35歳女性/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連)
・「家族が目の前で甘いものをいっぱい食べていたので、自分も食べそうになったけど我慢した」(30歳男性/その他/その他)

■スナック菓子類
・「スナック菓子をほんのちょっと食べようと思ったら、おいしすぎて1袋全部食べ切ってしまいました」(38歳男性/紙・パルプ/事務・企画・経営関連)
・「新商品のお菓子が発売されたとき」(40歳男性/その他/その他)
・「お菓子の量を1/3にしたが、夜更かしした際にお菓子に手が伸びそうになることが何度もあった」(39歳男性/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「食べ物のことばかり考えて他のことに集中できなかった」(45歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)

■揚げ物全般
・「食べることが好きなので食べる量を制限することが難しかった」(23歳男性/その他/その他)
・「ちょっとだけ朝に食べると気にならない」(33歳女性/銀行/営業関連)
・「おなかがグーグー鳴り続けた」(50歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)

■ラーメン・パスタ類
・「ラーメン屋の前を通って、ラーメンのよいにおいがしたとき」(24歳男性/その他/その他)
・「同僚が買ってきたラーメンのにおいにおなかが鳴り出してしょうがなかったのでしばらく部屋を出た」(48歳男性/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)

■その他
・「肉全般: 友達と焼き肉パ-ティ-をやったとき、自分は野菜とささみだけしか食べられずにイライラしました」(46歳男性/その他/その他)
・「菓子パン類: おやつがある職場だったので、1人だけ指をくわえているのが苦痛だった」(43歳女性/教育/事務・企画・経営関連)
・「アルコール全般: 飲み会でみんなが好きなものを好きなだけ飲食している場面」(42歳男性/教育/公共サービス関連)
・「丼もの: 飲食店街のよいにおいにつられて入店しそうになりました」(42歳男性/コンビニエンスストア/販売・サービス関連)
・「果物全般: それでも我慢する」(30歳男性/金融総合グループ/事務・企画・経営関連)
・「炭酸飲料全般: 飲み会などの後にしばらくしてとても飲み食いをしたくなることが多かった」(54歳男性/精密機器/ IT関連技術職)
・「ハンバーガー: おなかがすいて眠れなくなった」(47歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)

■総評

最多回答を集めたのは、主食の「ご飯・パン類」。「就寝中に腹が減って目が覚めるのはつらかった」(43歳男性/その他/専門職関連)、「手が震えた」(24歳女性/インターネット関連/IT関連技術職)など、食べ慣れている基本の食べ物なだけに、どうしても食べたくなってしまう人が多いようだった。

続いて2位、3位には「スイーツ全般」「スナック菓子類」がそれぞれランクインした。「コーヒーを飲み、空腹感を抑えた」(52歳男性/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)と、何とかほかのもので気を紛らわそうとしている人もいたが、「時々キレてドカ食いしてしまう」(41歳女性/繊維/事務・企画・経営関連)と、誘惑に負けてしまう人もちらほらと見受けられた。

どの食べ物においても、家族や同僚などと一緒に食事しているときに食べたくなってしまうという声が目立ち、中には「ダイエット中であることを伝えても無理にすすめてくるのが困る」というケースもあった。食べ物そのものの誘惑だけでなく、人からの誘惑に耐えることもダイエット中の苦痛の一つのようだ。

とはいえ、過度な我慢はストレスとなり、体に負担をかけてしまいかねない。時には食べたいものを適度に食べることも大切。食べた分はしっかり運動などで消費することを心がけて、理想の体重を目指してみよう。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2017年1月10日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 304名(男性203名 女性101名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート