大阪市交通局は1月31日、市営地下鉄・ニュートラムの2区運賃(3キロ超7キロ以下)値下げについて、国土交通大臣と近畿運輸局長あてに届け出を提出した。これにより、4月1日から2区運賃は現行の240円から10円引き下げられて230円になる。
1区運賃と2区運賃の料金差を緩和
同局は、2014年4月の消費増税に伴う運賃改定の際に、1区運賃(3キロ以下)を200円から180円に値下げするとともに、2017年4月に予定されていた消費税率10%への引き上げに併せて2区運賃の値下げを予定していた。消費税率の引き上げは2019年10月まで延期されたが、同局は1区運賃と2区運賃の料金差を緩和するために今回の値下げを決定したという。
普通券(大人、2区)は現行の240円から230円に、通勤定期券(大人1カ月、2区)は9,320円から8,930円に、通学定期券(同)は4,300円から4,120円に引き下げられる。ICカード「PiTaPa」の上限額についても、利用額割引「マイスタイル」(大人、2区)一般の場合は8,390円から8,040円に、同学生は3,870円から3,710円に、利用額割引「プレミアム」(大人、小エリア2区相当)は9,370円から9,020円に値下げされる。