GMOリサーチは2月1日、「ネットショッピングに関する実態調査」の結果を発表した。調査は2016年12月21日~22日、20~69歳の男女1,002名を対象にインターネットで行われた。

ネットショッピングの利用経験

ネットショッピングの利用経験について尋ねたところ、男性87.3%、女性91.4%と、男女ともに約9割の人がネットショッピングを利用していることがわかった。

ネットショッピング利用者にその理由を尋ねたところ、男性は「安い商品が多い」(60.4%)、「24時間いつでも購入できる」(54.9%)、「品ぞろえが豊富」(48.3%)、女性は「24時間いつでも購入できる」(68.2%)、「出かけなくてよい」(54.4%)、「ポイントが貯まり、お得」(54.2%)が上位に挙がった。

ネットショッピングを利用する理由

よく購入する商品については、男性が1位書籍・音楽(50.1%)、2位家電・家具(41.0%)、3位食料・飲料・酒類(40.5%)、女性が1位食料・飲料・酒類(41.2%)、2位書籍・音楽(39.9%)、3位衣料品・下着(37.5%)。男女ともに食料品や嗜好品、書籍・音楽を購入する傾向にあることがわかった。

ネットショッピング1回あたりの平均購入金額は、男女ともに「2,000~4,000円未満」(男性37.4%、女性44.7%)が最多となり、「4,000円~6,000円未満」(男性24.6%、女性27.2%)が続いた。

ネットショッピング1回当たりの平均購入金額

ネットショッピングの不満点については、男性は1位「送料が高い」(45.6%)、2位「特にない」(23.2%)、3位「セキュリティ面が不安」(22.3%)、女性は1位「送料が高い」(55.3%)、2位「情報が多すぎる」(35.7%)、3位「セキュリティ面が不安」(31.8%)となっている。送料の高さやセキュリティ面の不安が男女に共通しているほか、「情報が多すぎる」(男性20.7%、女性35.7%)も、男女ともに2~3割の人が不満を感じていることがわかった。

ネットショッピングの不満点

今後の利用意向については、「今後は利用が増えると思う」と「今後も利用状況は変わらない」という回答を合わせると、男性97.7%、女性98.4%となり、ほとんどの人に引き続き利用意向があった。

ネットショッピング非利用者にその理由を尋ねたところ、男女ともに「現物を確かめたい」(男性50.0%、女性60.5%)という回答が突出する結果となった。次いで、「セキュリティが不安」(男性14.1%、25.6%)、「お金(配達料金など)がかかる」(男性14.1%、女性20.9%)と続いている。