第二子を妊娠したことがわかったとき、出産には娘に立ち会ってもらいたい、とすぐに思った。
子どもの立ち会いが可能な産院を探し、親子3人で初診を受けに行って最初にもらったエコー写真には7mm大の胎嚢が写っていて、数ヵ月前に2才になったばかりの娘は、赤ちゃんの形がどこにもないその写真を、長いこと不思議そうに眺めていた。
約3年ぶりの妊娠。既に子どもがひとりいるので、自分の体調にあわせて外出を控えたり休息をとったりというのがしにくいし、食べものの匂いが辛い時期でも子どもには食事を出さないといけない。そのうえ、1人目のときはほとんどなかったつわりが、2人目のときはバッチリあって、全体的に前回よりもだいぶハードだった。ただ、理屈が通じない2才児と毎日一緒にいる妊婦生活は、苦労も多かったけれど、それだけに太りすぎるヒマがなかったので、体重管理には悩まされずに済んだ。