女優の有村架純がヒロインを務める2017年度前期NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(4月3日スタート/毎週月曜~土曜8:00~8:15)の追加キャストが30日、東京・渋谷のNHK放送センターで発表され、2013年度前期の『あまちゃん』で有村と親子役で共演した宮本信子が出演することが明らかになった。

『あまちゃん』以来の共演を果たす有村架純(左)と宮本信子

東京オリンピックが開催された1964年から始まる同ドラマは、高度成長期の真っただ中に、集団就職で茨城県から上京したヒロイン・谷田部みね子が、自らの殻を破って成長していく姿を描く物語。会見には、ヒロインを演じる有村架純と、みね子が上京してから出会う「東京編」のキャスト11人が出席した。

5度目の朝ドラ出演となる宮本が今回演じるのは、みね子が働くことになる東京・赤坂の洋食屋「すずふり亭」の主人・牧野鈴子で、みね子の"東京の母"のような存在。宮本は「鈴子という名前がとても気に入っていて、どんどんそこから想像が膨らんでいます」とうれしそうに話し、「まだ撮影はちょっとしかしていませんが、一本筋の通った人生を背負っているような人物を演じたいと思っています」と意気込みを語った。

また、『あまちゃん』での有村との共演について「とても大切なシーンがあって、有村さんと一緒にセリフを合わせたんですが、とてもいいシーンになってすごくうれしかった」と振り返り、「あれからどんどん彼女が活躍していって…あっCMも見てますよ!」と声をかけた宮本。今回はまだ有村とのシーンは始まっていないそうで、「久しぶりの再会。有村さんとどういうシーンができるかわからないですけど、楽しみにしています」と今後に期待を示した。

会見では宮本のほか、「すずふり亭」の料理長で鈴子の息子・牧野省吾を演じる佐々木蔵之介、さらに、和久井映見、佐藤仁美、やついいちろう、松本穂香、藤野涼子、磯村勇斗、竜星涼、小島藤子、八木優希の出演が発表された。