マイボイスコムは1月27日、第10回「くらしと節約」に関する調査結果を発表した。調査期間は2017年1月1~5日、有効回答は1万1,270人。

節約理由、「将来の生活に備えて」が増加傾向

2016年に家庭でどの程度経費の節約を行ったかと聞くと、「かなり節約した」が7.9%、「まあ節約した」が43.6%。「節約した」人が計51.5%を占めたものの、割合は5年連続で減少した。性年代別にみると、男性30代では「全く節約しなかった」が2割強と他の層より多くなっていた。

2016年の節約度

経費を節約した理由のトップ2は、「将来の生活に備えて」が38.2%、「収入が少ない」が30.0%。これまでと比べると、「将来の生活に備えて」が増加傾向にある。

経費を節約した項目は、「食料品」「外食」が30%台、「衣料品」「公共料金」が各20%台で上位に入った。このうち、「公共料金」は2012年以降、「外食」は2010年以降減少している。

2017年に節約を心がけようと思っている項目は、「食料品」「外食」「菓子・デザート類」「公共料金」が各20%台で上位を占めた。このうち、「公共料金」は2012年をピークに減少傾向、「外食」「衣料品」も2010年比で減少している一方、「特にない」は増加傾向にある。

直近2~3カ月の消費意識をみると、「必要なもの以外はなるべく買わないよう、我慢する」の38.3%が最多で、次は「節約はしつつ、ちょっとしたぜいたくも楽しむ」の36.0%。他方、省エネに関する項目は2012年以降減少気味となった。