リスクモンスターは1月27日、第5回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業ランキング」の調査結果を発表した。
ランキング1位は「国家公務員」(20.3%)、2位「地方公務員」(18.0%)、3位「トヨタ自動車」(11.4%)、4位「全日本空輸(ANA)」(7.1%)、5位「日本航空(JAL)」(5.0%)、6位「パナソニック」(4.8%)、7位「資生堂」(4.0%)、8位「サントリー」(3.5%)、9位「グーグル(Google)」「楽天」(3.4%)となった。
業種ではベスト20内に、製造業が7社(トヨタ自動車、パナソニック、サントリー、資生堂、花王、タニタ、本田技研工業(ホンダ))と最も多く、その他交通インフラ系3社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、東海旅客鉄道(JR東海)と続いた。
前回(第4回)の結果と比較したところ、今回のアンケートより選択肢に追加した「公務員」が最上位2社にランクインしたが、公務員を除く結果では、1位「トヨタ自動車」、2位「全日本空輸(ANA)」、3位「日本航空(JAL)」の順位に変動はなかった。
大きな変動では、「グーグル(Google)」(前回26位→9位)、「楽天」(前回29位→9位)、「日本赤十字社」(前回34位→18位)、「日本放送協会(NHK)」(前回35位→19位)が大幅に躍進し、そのほかトップ20では、「三井住友銀行」(前回24位→11位)、「日本電信電話(NTT)」(前回29位→19位)、「富士フイルム」(前回29位→19位)などのランクアップが目立った。
一方で、「電通」(前回7位→トップ100圏外)、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(前回4位→22位)、「三菱東京UFJ銀行」(前回4位→15位)が大幅にランクダウンする結果だった。
トヨタ、ANAは不動の人気
子供に勤めてほしい企業について集計したところ、1位は「国家公務員」(18.8%)、2位「地方公務員」(18.0%)、3位「トヨタ自動車」(12.5%)、4位「全日本空輸(ANA)」(5.8%)、5位「資生堂」「グーグル(Google)」(5.3%)、7位「パナソニック」(4.8%)と続いた。
孫に勤めてほしい企業では、1位「国家公務員」(18.0%)、2位「地方公務員」(10.3%)、3位「トヨタ自動車」(8.5%)、4位「全日本空輸(ANA)」(5.5%)までは変わらず、「日本航空(JAL)」(5.5%)、6位「サントリー」(4.8%)と続いた。
子供に勤めてほしい企業、孫に勤めてほしい企業のそれぞれにおいても、上位4社(国家公務員、地方公務員、トヨタ自動車、全日本空輸(ANA))の順位は同順であり、「トヨタ自動車」および「全日本空輸(ANA)」は、子・孫部門共に過去の調査からトップランクを維持しており、不動の人気だった。
重視するイメージは、安定や将来性
子供・孫に勤めてほしい企業において重視するイメージは、「安定している」「将来性がある」「社員を大切にする」「福利厚生が充実」「給料がよい」「社会的責任を果たしている」「堅実的」が上位となった。
調査は2016年11月26日~27日、未成年の子・孫をもつ男女800名を対象にインターネットで行われた。調査対象企業は年間売上2,500億円以上、従業員数5,000人以上の企業200社を抽出した。