説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneで撮影した動画をメールに添付しても問題ない?』という質問に答えます。
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iPhoneで撮影した動画は、メールに添付して送信することが可能です。『写真』アプリで対象の動画を開き左下の共有ボタンをタップ、続いて「メールで送信」を選択すれば、動画が添付されたメールを作成できます。あとは相手のメールアドレスを指定し、ひと言メッセージを添えて送信すれば相手のメールボックスに届きます。
ただし、動画はファイルサイズが嵩むため、添付するときには他のファイルより注意すべきです。通常、メールアドレスが蓄えられる領域(メールボックス)には容量が決められており、それを超えると受け取りが拒否されます。つまり、相手のメールボックスを越えそうなサイズの動画を添付してはいけません。
さらに、メール1通あたりの容量制限が課されているメールサービスも存在します。制限内容はさまざまですが、1通あたり10メガバイトというメールサービスも少なくありませんから、メールを送信する前に相手の確認をとるべきでしょう。
ただし、送信に使うメールサービスがiCloudメール(送信元のアドレスが「XXX@icloud.com」や「XXX@me.com」)の場合、そのかぎりではありません。iOS 9.2以降には「Mail Drop」と呼ばれる機能が用意されており、最大5ギガバイトという巨大なファイルを送信できるからです。
Mail Dropでは、メールにファイルそのものを添付するのではなく、ファイルを一度iCloudへアップロードし、そのリンクを送信するという形をとります。ダウンロード可能な期間が30日という制限はあるものの、メールボックス/メール1通あたりの容量制限を気にする必要はなく、iCloud以外のメールサービスを利用する相手にも利用できます。
とはいえ、4Kで撮影した動画は1分あたり350メガバイトほどの容量になりますから、時間にして14分ほどが限界です。相手のスマートフォン/パソコンにダウンロードするとき、ストレージ容量を必要とすることも考慮に入れなければなりません。安易な気持ちで動画を送りつけないよう、注意しましょう。