常夏のビーチリゾート・バリ島。ダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツを楽しみに人々が集まる。今回は、バリ島で愛される庶民の味・ビンタンビールに登場した変り種を紹介したい。

このビンを見ると「バリに来たぞ! 」という気持ちになってくる

ビンタンビールとは、バリ島でのシェアNo.1のビール。「ビンタン」はインドネシア語で星を意味し、その名の通り大きな赤い星マークが特徴だ。苦味はそこまで強くなく、あっさりした味わいでビールが苦手な人でも飲みやすい。蒸し暑いバリ島の気候も相まって、しっかりと冷やしたビンタンビールは格別においしく感じられる。

酸味よりも甘みがしっかり

ビールが苦手な人、甘いお酒が好きな人にオススメしたいのが、「ビンタンラガー ビール&レモン」「ビンタンラガー ビール&グレープフルーツ」の2つ。レモンはほんのりと甘くレモンスカッシュのようで、最後にふんわりとビールの香りがするといった味わい。酸味よりも甘みが強めでお酒というよりもジュースといった印象だ。

グレープフルーツはレモンよりも少し苦め。と言っても、ビールの苦みではなくグレープフルーツ自体の苦味なので、グレープフルーツが好きな人や、甘すぎるお酒が苦手な人にはこちらがオススメだ。どちらもアルコール度数は2%。お酒が苦手な人もチャレンジしやすい。

(左から)「ビンタンラガー ビール&レモン」「ビンタンラガー ビール&グレープフルーツ」

ノンアルコールも甘さ強め

ビンタンビールのノンアルコールバージョンが「ビンタン ゼロ」。赤のイメージが強いビンタンビールとは反対の、真っ青のパッケージが新鮮だ。宗教の信仰が国民の義務となっているインドネシアでは、イスラム教などでお酒が飲めない人も多い。そんな人でも楽しめるのがビンタンゼロなのだ。

味はというと、ジンジャーエールが強めのシャンディガフ、といった印象。ビールの代替品というよりは、甘めの炭酸飲料だと思って飲んだ方がいいかもしれない。お酒が飲めない日やセーブしたい時などにぴったりである。

お酒が飲めない時には「ビンタン ゼロ」を

大抵のスーパーやコンビニで購入することができ、バリ島内で広く愛されるビンタンビール。取材時、スミニャックのスーパーではビンタンレモンとグレープフルーツが1万7,500ルピア(約150円)、ビンタンゼロが7,000ルピア(約60円)だった。若干ではあるが、同じ系列のスーパーやコンビニであってもお店によって値段が違うので、時間がある人はいろいろと周ってみてもいいかもしれない。太陽の下やビーチサイドで飲むのにぴったりのビンタンビール。みなさんもぜひ変り種に挑戦してみてはいかがだろうか。

※日本円換算は1ルピア=118円で計算

筆者プロフィール: 旅工房

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