ソニーは1月25日、サブウーファー付きのサウンドバー2機種を発表した。発売は3月11日で、価格はオープン。推定市場価格は、ハイレゾ対応の「HT-MT500」が70,000円前後、2色展開の「HT-MT300」が33,000円前後(いずれも税別)。

HT-MT500

HT-MT500

サブウーファーは横置き・縦置きの両方に対応。薄さ95mmで、ソファの下にも置けるサイズを実現している。出力は、サウンドバーが30W+30W、サブウーファーが85Wとなっている。

ソファ下に設置した場合に最適なサウンドを鳴らす「ソファモード」を搭載。ちなみに、ソファモードをオフにした状態でソファ下に置くと、音の振動がわかりやすくソファに伝わるので、臨場感が高まる……といった楽しみ方もできるかもしれない。

実際のHT-MT500

ソファ下にサブウーファーを設置したところ。一般的なソファ下が約100mmであることから、薄さを95mmに設定した

左がHT-MT500、右がHT-MT300のサブウーファー。HT-MT500のほうが口径が大きい

ソファモードの設定画面

サウンドバーに独自開発のフルレンジスピーカーユニットを搭載し、ハイレゾ音源に対応。192kHz/24bitまでのFLACやALACなどをサポートし、USBメモリのハイレゾ音源も再生できる。DSDは5.6MHzまでの対応で、リニアPCMに変換して再生する。

デジタルアンプ「S-Master X」、圧縮音源の補完技術「DSEE HX」、フロントスピーカーのみで仮想サラウンドを再現する「S-Force PRO フロントサラウンド」などの独自技術も搭載。Bluetooth再生では、高音質のコーデック、LDACもサポートしている。

サウンドバーをテレビの前に置いたところ

ネットワーク内にある複数のスピーカーで同じ音楽を再生する「Wireless Multi-room」のほか、「Wireless Surround」に対応し、「SRS-ZR7」や「h.ear go」などのワイヤレススピーカーをリアに設置してサラウンド環境を構築できる。

音楽ストリーミングサービスのワイヤレス再生も可能。「Spotify Connect」を利用でき、サウンドバーのミュージックサービスボタンを押すと、すぐにSpotifyの音楽を楽しめる。また、「Chromecast built-in」(Google Castから改称)もサポートしており、スマートフォンとWi-Fiで接続してGoogle Play Musicの音楽をかけられる。

サウンドバー天面。左から3番目がSpotifyと連携するミュージックサービスボタン

サウンドバーのスピーカーユニット(前面のグリルを外して撮影)

サウンドバーにはHDMI端子を搭載。CEC連動により、テレビのリモコンで電源オン/オフや音量調整を操作できる。付属のHDMIケーブルは、バースピーカー側をL字にすることで、取り回しをよくした。

インタフェースは、HDMI出力×1、デジタル音声入力×1、アナログ音声入力×1、USB×1、有線LAN×1。サイズと重量は、バースピーカーがW500×D110×H64mm / 約2.0kg(グリル装着時)。サブウーファーがW95×D380×H383mm、約6.6kg。

背面端子

側面にUSBポートを装備する

HT-MT300

HT-MT300は、ハイレゾ再生、DSEE HX、Wireless Multi-room、Wireless Surround、HDMI端子などを省略したモデル。Bluetooth再生も可能だが、LDACはサポートしていない。カラーはチャコールブラックとホワイトの2色展開となる。

出力は、サウンドバーが25W+25W、サブウーファーが50W。サイズと重量は、バースピーカーがW500×D103×H54mm / 約1.4kg。サブウーファーがW95×D365×H383mm、約4.9kg。

HT-MT300

実際のHT-MT300

左がHT-MT500、右がHT-MT300の付属リモコン

設置イメージ