JR伯備線豪渓駅(岡山県総社市)構内にて24日11時31分頃、3両編成の下り普通列車が脱線した。JR西日本は同社サイトにて今回の事象の詳細を説明し、「ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした」とお詫びしている。
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JR伯備線豪渓駅構内で脱線した普通列車は3両編成だったという |
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脱線した列車は岡山駅10時40分発・備中高梁駅11時34分着の3両編成の普通列車。JR西日本によれば、豪渓駅構内で運転士が枕木からの発煙を認めたため列車を停止し、車掌に列車が万が一動き出したときに備える措置を依頼した上で消火作業を行ったが、運転再開後に3両目の一部が脱輪したという。脱線発生時の乗客数は約20名だったが、「お客様におけがはありませんでした」とのこと。
同社は脱輪の原因として、運転士の依頼を受けた車掌が車輪に手歯止め(傾斜などで列車が動かないように、車輪の前後に車輪止めの器具を設置すること)を行ったが、運転再開時に「その取り外しを失念したためと推定されます」と説明している。
この影響で、計18本(上り10本・下り8本)が運休、計11本(上り4本・下り7本)が部分運休となったほか、特急列車を含む計17本(上り9本・下り8本)に遅れが発生。伯備線経由の特急「やくも」は下り・上りともに90分以上遅れる列車が相次ぎ、最大で317分遅れた列車もあったという。今回の列車脱線による影響人員は約3,500人とされた。
