俳優の神木隆之介主演の映画『3月のライオン』(前編2017年3月18日、後編4月22日公開)の場面写真が23日、公開された。
同作は、漫画家・羽海野チカによる同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。
今回公開された写真は全部で5点。対局中の零の真剣な眼差しや、零が心を寄せる川本家の3姉妹(倉科カナ、清原伽耶、新津ちせ)との食卓シーン、先輩棋士・島田開(佐々木蔵之介)と二海堂晴信(染谷将太)との研究会シーンなど、零と周囲の人間とのふれあいが見える。
一方で、東京の街を全力疾走する零、義姉の香子(有村架純)と後藤正宗(伊藤英明)と対峙するシーンなど、波乱を予感させる場面も切り取られている。メガホンをとった大友啓史監督は「どこへ向かって、どんなふうに生きていけばいいのだろうかと悩む桐山零は、誰もが自分の青春期を思い浮かべた時に、自己投影できる主人公だと思います」とコメント。「今まさに家族や学校のこと、自分の居場所や人との付き合い方に悩んでいる若い世代にとっては、口に出せない想いや衝動を共有できるのではないでしょうか」と、作品について語った。