お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(53)が、22日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、童謡「森のくまさん」の替え歌ネタを巡る問題に関連して"パロディ"の魅力を解説した。
「森のくまさん」の歌詞を無断で改変したとして、訳詞者・馬場祥弘氏から同曲を収録したCDの販売差し止めを求められたお笑い芸人・パーマ大佐(23)。松本は「パロディは全然否定しないし、僕もやることもあるし、この先もやることあるかもしれない」と前置きし、「パロディは本家がいて、その人を振りに使って笑いの部分はこっちが持っていく芸」と説明。「本家から『やめてくれ』と言われたら、『はい、すみませんでした』しかない」に加え、「『馬場さんの言うことにゃ』で」と同曲の歌詞を引用して笑いを誘った。
また、替え歌で知られるシンガー・ソングライターの嘉門達夫(57)が自身のブログでネタ元となる各楽曲の使用許可を取っていることを明かしたことに触れ、「僕なんかは知りたくないというか」と意見。「どこかパロディって『おいおい、大丈夫か? 怒られんちゃうのか?』も含めて楽しんでいるところがある。モノマネも『怒られますよ』と言いながらやるのが面白い」とし、許可を取っていると事前に分かると「どうしても冷めてしまう」「聞きたくない」と面白さが半減してしまうことを訴えた。
その例として挙げたのが、ものまねタレント・コロッケ(56)の長渕剛ネタ。「長渕さんの了解を得てないのが面白い」と言う松本に司会の東野幸治(49)は「長渕さんのファン50人くらいに囲まれたと」「ご本人に会ったら逃げる言うてました」と補足し、松本は「それも込みでモノマネの醍醐味」と笑っていた。